懐かしむ

　集めたものを使い切れないでしまったところも忘れてしまっている。




　ふと思い出して探そうとしても
　引っ越しが多いので
　何処に置いているかもわからない。

　部屋の模様替えをするのも楽しみの一つだが、

　　　家族にも見せられない写真や手紙など
　　どこかで眠っている。



　齢を重ねるたびに
　　秘密や悩み事も増えてきた。



　　　人には言えない仕事上の秘密など、

　　　　　今のうちに整理しておかないと　家族に迷惑にならないとも限らない。

　　　　しかし　　家族と言える子や孫が　残るだろうか。

　　　私が　父や祖父の記録を大事に残しているように
　　　　　　　　　してくれる　人がいるかどうかが

　　　　　　　　　　　　　　私の重要案件になりつつある。


　　　　　　　愛したい人とは　　そういう人である。

　　　　　　　　　　私が私自身を愛しているように　愛して欲しいし　その人を同じような気持ちで愛したい。

　　　　　愛とは　　捧げるものだと　今更に気が付いた。




　　　　　　　　　逢いたい人

　　　焦がれて　　木に登る　　オカヤドカリみたいな・・・。