十の想ひを一言でのべる

万斛の想い
・・・
語り盡せるものか

雨に咲く花

2022年06月15日 | 想ひ

およばぬことと あきらめました
だけど恋しい あの人は
ままになるなら 今いちど
ひと目だけでも 逢いたいの

別れた人を 想えば悲し
呼んでみたとて 遠い空
雨にうたれて 泣いている
花が私の 恋かしら

はかない夢に すぎないけれど
忘れられない あの人よ
空涙の セレナーデ
一人泣くのよ むせぶのよ

昭和35年(1960年) 
井上ひろし



我家のベランダの おりづるらん
今年も亦
可憐に咲いた

雨男
「あんちゃんの誕生日、いつも何もないな」 と、妹
「あんちゃんが生まれた時は 大雨じゃった」 
「雨男ないんじゃ」 と、母が呟く
バースディ に ケーキ を食べる・・なぞ
つくづく、エンが無かった
左官職人の親父
「雨が降ると仕事にならん」 と、
 梅雨時は仕事に出なかった                        (ツユドキハ)

今も変わりはしない・・と、母が嘆いた
・・・
斯の想い出すらも
遙かなりし今

梅雨
今日も、亦 雨
・・・
誕生日がくる


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