そよ風に吹かれて タンポポの花
どこへゆくキラキラと 五月の空を
丘の上私は ひとりでいるの
タンポポの旅立ちを 見ているだけよ
いつかそう私にも 旅立つときが
来るでしょう遠いとこへ ただ独り旅にでるの
この街と別れて 知らないものに
逢いにゆくその時を 夢見る私
・
そよ風の向こうに 何かがあるの
タンポポはそれぞれに ひとりでゆくの
河を越え野の果て タンポポの花
また咲くわ 次の春 ひそかに待って
いつかそう私にも 旅断つ朝が
訪れるここの街へ さよならを告げる時が
この街と別れて 知らないものに
逢いにゆくその時を 夢見る私
・・・チェリッシュ 「タンポポのように」
昭和48年(1973年)4月
LPレコード 「春のロマンス」
私が 初めて買った此の アルバム
チェリッシュの悦チャンが
カボソイ、可愛い声で唄う
清純な乙女心
・・それは
18才
当時私が抱いていた女性観
そのものである