●次元俳句437・依然(時間)1・田口茉於1・2019-06-23(日)
○「夏の雲まだ何周も走れさう」(『はじまりの音』2006)(田口茉於1)
○季語(夏の雲・三夏)(→「ふらんす堂」より引用)【→次元俳句-索引1・索引2・索引3 →俳人一覧(あ・い・うえ・お・かき・くけこ・さ・しすせそ・た・ちつてと・な・にぬねの・はひ・ふへほ・ま・みむめも・や~)】
【鑑賞】:「まだ」の使い方を考えてみる。「未然」が否定の意があるとすれば、「依然」には肯定の意味がある。「まだ」走れるよ。「まだ」これからだ。あの夏雲の真下であるからこそ。
●田口茉於(たぐちまお)
○好きな一句「美しき箱送りあふ梅雨晴間」(『水の星』2011)2
○季語(梅雨晴間・仲夏)(「俳句201406」より引用)
【Profile】:1973年愛知県出身。1999年「若竹」入会。2003年若竹新人賞受賞。「鬼」入会。「若竹」同人。「鬼」会員。
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