●色彩俳句0267・茜02・豊田都峰01・2016-02-25(木)
○「雲ひとつ遠茜して道真忌」(『水の唄』2011)(豊田都峰01)(→忌日祈念日)
○季語(道真忌・春) 「クモヒトツトオアカネシテミチザネキ」(「俳句界201204」より引用)【→色彩俳句-索引01・色彩俳句-索引02 →俳人一覧(あ・か・さ・た・な・は・ま・や)】
【鑑賞】:遠くの雲ひとつが茜色#b7282eに染まります。遠くを見る眼差しはあくまでもやさしそうです。陰暦の今日は菅原道真の忌日。まさに受験シーズン。
●豊田都峰(とよだとほう)(1931~2015)
○好きな一句「雲ながれほとけのくにのきんぽうげ」(『木の唄』2002)02
○季語(きんぽうげ・春) 「クモナガレホトケノクニノキンポウゲ」
【Profile】:京都出身。1948年「京鹿子」に参加。→鈴鹿野風呂・→丸山海道に師事。京都公立高校退職後、大阪成蹊女子短期大学講師歴任。1999年より「京鹿子」主宰。関西現代俳句協会会長。現代俳句協会副会長。第5句集『雲の唄』で第1回文學の森大賞、第8句集『土の唄』で第10回俳句四季大賞受賞。京都市芸術振興賞受賞。
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