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お気入俳人の俳句鑑賞します。
多側面から俳句を分類します。
俳句付きイラストを描きます。

■次元俳句532「生垣とすれすれに行く日傘哉」(柳川春葉)

2021-05-23 04:56:00 | 次元俳句

○次元俳句532・すれすれ(空間)1・柳川春葉01・2021-05-23(日)
○「生垣とすれすれに行く日傘哉」(柳川春葉01)
○季語(日傘・三夏)(「→俳句例句データベース>門・塀」より引用)【→次元俳句-索引1索引2索引3索引4索引5 →俳人一覧(うえすせそてとにぬねのはひふへほみむめもゆ~)】

【鑑賞】:かなり接近してはいるが触れてはいない、という「すれすれ」。生垣と日傘。「生きている垣根」に触れないように歩いているのかも知れない。


柳川春葉(やながわしゅんよう)(1877~1918)
○好きな一句「石菖の根に止りぬ蟹の泡」02
○季語(石菖・初夏)(「俳句でつかう季語の植物図鑑(山川出版社)」より引用)※石菖せきしょう:サトイモ科の多年草。本州東北以南から西に分布し、山地の渓流沿いの砂地や岩の上に自生する。葉は剣状。七月頃きいろの肉穂花序をつける。庭園や盆栽用に栽培される(「きごさい歳時記」より)

【Profile】:東京都出身。小説家。→尾崎紅葉門下の四天王の一人。作品に「錦木」など。


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