俳句の箱庭
「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次)
◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。
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◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次
●方法俳句0122・文学題材01・尾崎紅葉・2013-03-28
○「泣いて行くウェルテルに逢ふ朧哉」『紅葉句帳(1970)』(尾崎紅葉01)
季語(朧・春)
ゲーテの「若きウェルテルの悩み」の「ウェルテル」でしょう。失恋により泣きながら歩いているウェルテルに街中で出会ったというのは、春の朧のなかの幻影でしょうか。
○尾崎紅葉(おざきこうよう)(1867~1903)
代表句「夕暮や夏の柱の倚り心」02
季語(夏)
小説家。東京出身。東大和文科中退。小説家。硯友社主宰。また、むらさき吟社、秋声会など俳句結社を興して明治新派俳句の一巨峰をなした。俳句では秋声会句集『俳諧新潮』『俳句名家選』等を編んだ。