○五感俳句471・嗅覚97・青木泰夫01・2020-03-26(木)
○「蓬の香強し童女の泣くを抱き」(青木泰夫01)
○季語(蓬の香・三春)(「俳句でつかう季語の植物図鑑(山川出版社)」より引用)【→五感俳句-索引1・索引2・索引3・索引4 →俳人一覧(あ・い・うえ・お・かき・くけこ・さ・しすせそ・た・ちつてと・な・にぬねの・はひ・ふへほ・ま・みむめも・や~)】
【鑑賞】:父娘は蓬摘みをしている。「童女を抱く」という表現は、どこか突き放したような客観性を帯びている。あまりの蓬の香の強さに染まりながら。
○青木泰夫(あおきやすお)(1928~1988)
○好きな一句「梅の香の距離に腰かけ一病者」(「波」)02
○季語(梅の香・初春)
【Profile】:「馬酔木」の→水原秋櫻子に師事。神奈川県藤沢市にて俳誌「波」主宰。
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