●特集俳句0290・傘の俳句010・岩田由美01・2016-08-05(金)
○「韮の花日の照る中を傘さして」(『怪我の子』1989)(岩田由美01)
○季語(韮の花・夏) 「にらのはなひのてるなかをかささして」(「俳句200011」より引用)【→特集俳句-索引1・索引2 →俳人一覧(あ・い・うえお・かき・くけこ・さ・しすせそ・た・ちつてと・な・にぬねの・はひ・ふへほ・ま・みむめも・や~)】
【鑑賞】:日照雨(そばへ)や天気雨の情景でしょうか。空中の雨の芯に陽光が当たってきれいです。「→韮の花」は晩夏の季語。
●岩田由美(いわたゆみ)
○好きな一句「百合の花花粉流れし跡のある」02
○季語(百合の花・夏) 「ゆりのはなかふんながれしあとのある」(→「575筆まか勢」より引用)
【Profile】:1961年、岡山県出身、神奈川県在住。→波多野爽波に師事。その主宰誌「青」を経て、「藍生」(→黒田杏子主宰)・「屋根」(→斎藤夏風主宰)に所属。93年第1回藍生賞受賞。「怪我の子」にて1989年第35回角川俳句賞受賞。句集「花束」で第34回俳人協会新人賞受賞
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