●色彩俳句385・銀8・山咲一星1・2018-6-27(水)
○「まひまひや銀の道引く雨あがり」(山咲一星1)
○季語(まひまひ・三夏)(「俳句界201706」より引用)【→色彩俳句-索引1・索引2・索引3・索引4 →俳人一覧(あ・い・うえ・お・かき・くけこ・さ・しすせそ・た・ちつてと・な・にぬねの・はひ・ふへほ・ま・みむめも・や~)】
【鑑賞】:粘液を分泌しながら歩く蝸牛。その蝸牛の歩いた痕跡が銀色に光る。ようやく梅雨の雨が上がった午後。※「まひまひ」は「水澄し」か「アメンボ」ともとれるが、句意から「蝸牛(かたつむり)」と判断した。もっとも「銀の道」はアメンボの航跡ととれなくもない。三者とも「三夏」の季語である。
●山咲一星(やまさきいっせい)
○好きな一句「浮いて来い日本海溝突きぬけて」2
○季語(浮いて来い・三夏)(「俳句界201303別冊・平成名句大鑑」より引用)
【Profile】:1938年北海道出身。1979年より俳句を始める。1980年→進藤一考、1982年勝又木風雨、1987年→飯田龍太、1995年→廣瀬直人、四氏に師事。2008年、長野県野沢温泉村にて「星嶺」創刊主宰。俳人協会会員、長野県支部理事。
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山咲一星掲載句
03蕗あらし昭和は疾うに廃鉄橋(蕗あらし・初夏)〈特集622・元号1-6昭和2〉2023/6/2
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