●五感俳句0157・視覚010・吉良蘇月01・2014-01-18(土)
○「雪の中芽麦見給ふ野の仏」(吉良蘇月01)
季語(雪・冬)
「視覚」といっても仏様の視覚であります。雪に埋もれた野の仏。その仏の目が、麦の新芽を見ているようです。「はやくおおきくなあれ」と。麦蒔きの時期は十一月頃。初冬の句であります。
○吉良蘇月(きらそげつ)(1908~1992)
代表句「こぞり咲く花豌豆に風もなし」02
季語(花豌豆・春)
熊本県阿蘇市狩尾生まれ。1932年に埼玉県飯能市に歯科医院を開業。1946年、飯能文化協会を創立。同年、馬酔木に入門。→水原秋櫻子に師事。むさし野俳句会を主宰し、飯能市俳句連盟会長を務める。→俳人一覧(あ・か・さ・た・な・は・ま・や)
〈1年前の1日前の記事〉
●五感俳句0112・熱感01・永田耕衣・2013-01-17
●五感俳句0112・熱感01・永田耕衣・2013-01-17「枯草や住居無くんば命熱し」(→永田耕衣07)季語(枯草・冬) 今日は阪神大震災から18年...
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます