●色彩俳句0109・紅06・加藤知世子・2012-26
○「枯れきつて真の紅湧く唐辛子」(加藤知世子01)
季語(枯れる・冬)
唐辛子の照りのある紅色#BE003F■■■ が、冬も深くなっていよいよ円熟味を増してきました。「真の紅」を帯びてきたのです。
○加藤知世子(かとうちよこ)(1910~1986)
代表句「馬は未明の泉のむ鈴りんりんと」02
季語(泉・夏)
新潟県東頚城郡菱里村出身。1929年、→加藤楸邨と結婚。二女四男をもうける。(次女を失う)。俳句は→村上鬼城系の「若竹」より「馬酔木」に拠り→水原秋櫻子の指導を受ける。育児のため一時中断したが、1940年楸邨主宰誌「寒雷」創刊により再び句作。1946年同人。吟行では楸邨に同行、シルクロード行も回を重ねた。1954年→池上不二子らと「女性俳句」創刊に発起人、編集人として参加。
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