●五体俳句0105・臍01・斎部路通・2012-11-27
○「火桶抱いてをとがひ臍をかくしけり」(斎部路通01)
○季語(火桶・冬)
【鑑賞】:「五体」の臍は初登場です。この句には「五体」のもうひとつ、「下あご」という意味の「おとがい」という言葉も使われています。顎にあてて火桶を抱いたことで、自分の臍を見ることができない姿勢になりました。
○斎部路通(いんべろつう)(1649~1738)
○代表句「肌のよき石にねむらん花の山」02
○季語(花・春)
【Profile】:出生地は不明。15歳のころより乞食僧として行脚を重ね、近江で「野ざらし紀行」旅行中の→松尾芭蕉に入門。1688(元禄元)年深川芭蕉庵近くに住み俳諧に励むが、放浪癖おさまらず芭蕉の勘気にふれ勘当門人となる。
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斎部路通掲載句
03美しき稲の穂並の朝日かな(稲穂・秋)〈特集・美し俳句〉2016/9/16
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