俳句の箱庭
「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次)
◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。
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◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次
●色彩俳句437・濃色6・山本古瓢1・2019-06-26(水)
○「美濃も奥雨の伏屋の濃あじさゐ」(山本古瓢1)
○季語(濃あじさゐ・仲夏)(→「俳句に詠まれた紫陽花」より引用)【→色彩俳句-索引1・索引2・索引3・索引4 →俳人一覧(あ・い・うえ・お・かき・くけこ・さ・しすせそ・た・ちつてと・な・にぬねの・はひ・ふへほ・ま・みむめも・や~)】
【鑑賞】:梅雨時の奥美濃の情景。人影もほとんどなく雨だけが降り続く。雨にかすむ低い簡素な家の軒先。紫陽花の色だけが濃く鮮やかである。
●山本古瓢(やまもとこひょう)(1900~1990)
○好きな一句「割下水匂ふ家並の女貞花」2
○季語(女貞花ネズミモチ・三夏)(「俳句歳時記植物(夏)」より引用)※ねずみもち→「季節の花300」※割下水(ワリゲスイ):地面を掘っただけの下水
【Profile】:滋賀県出身。独学で俳句を学ぶ。1952年大阪にて「蘇鉄」を創刊主宰。