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お気入俳人の俳句鑑賞します。
多側面から俳句を分類します。
俳句付きイラストを描きます。

俳句の箱庭

「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次) ◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。 ◯各俳人の情報は書籍・ネット他で一般に公開されたものから得ています。各俳人の情報は最新でない場合があります。各俳人の敬称略させていただきます。Tweet句については作者の承諾を得ていませんが、営利目的の要素はありませんのでご了承ください。 ◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次

●次元俳句403・明日(時間)3・川嶋一美1・2018-10-28(日)

2018-10-28 04:56:00 | 次元俳句

●次元俳句403・明日(時間)3・川嶋一美1・2018-10-28(日)
○「午後はもう明日の気配草の絮」(『空の素顔』2009)(川嶋一美1)
季語(草の絮・三秋)【→次元俳句-索引1索引2索引3 →俳人一覧(うえかきくけこしすせそちつてとにぬねのはひふへほみむめもや~)】

【鑑賞】:午後は「今日」の時間の中に入るのだが、もう「明日」の気配がしている。それほど秋の日の落ちるのは早い。草の絮も飛ぶ秋の小径だ。

 

川嶋一美(カワシマカズミ)
○好きな一句「投函のあとの手ぶらや金木犀」(『空の素顔』2009)2
季語(金木犀・金木犀)

【Profile】:1949年京都府出身。1971年「」入会。2007年「沖」退会、同人誌「青垣の会」入会。第21回俳壇賞受賞。俳人協会会員。


■Pickup「午後の俳句」7句(20181028)
01薔薇五月午前の海と午後の海」(原田青児)(薔薇五月・初夏)〈次元俳句78午後(時間)1〉
02心暗く午後のビールに卓濡らす」(大野林火)(ビール・三夏)〈特集俳句128酒呑俳句1-7〉
03生涯のいま午後何時鰯雲」(行方克巳)『昆虫記(1998)』(鰯雲・三秋)〈次元俳句195時刻(時間)2〉
04午後となる稲田一枚昃(ひかげ)れば」(透次)『剥離(2016)』(稲田・三秋)〈挿絵俳句244〉
05林檎剥き午後の時間へ長く垂らす」(和湖長六)『林棲記(2001)』(林檎・晩秋)〈次元俳句248垂れる(空間)2〉
06はぐれ雲ばかりの午後や町薄暑」(坊城俊樹)『零(1998)』(薄暑・初夏)〈特集俳句332ばかり俳句〉
07「午後はもう明日の気配草の絮」(川嶋一美)↑

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