俳句の箱庭
「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次)
◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。
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◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次
●五体俳句0215・掌07・増田斗志01・2015-02-24(火)
【→五体俳句-索引 →俳人一覧(あ・か・さ・た・な・は・ま・や)】
○「掌はあやうき器花の種」(『今年竹』2012)(増田斗志01)
季語(花の種・春) 「てのひらはあやうきうつわはなのたね」(「今日の編集部」より引用http://editor.bungak.com/2012/10/post-386.html)
【鑑賞】:何か物を入れる際に、何も器がなければてのひらは一番手っ取り早い器です。片掌でも可能ですが両掌のほうが受ける容量が増します。といってもやはり掌。指の間から零れやすい「危うい」器です。
○増田斗志(ますだとし)
●好きな一句「裏手より来て耕せる棚田かな」02
季語(耕す・春) 「うらてよりきてたがやせるたなだかな」
【Profile】:1929年、千葉県香取市出身。1960年、→加藤楸邨を経て→森澄雄、→河合凱夫に師事。「寒雷」暖響賞受賞。「寒雷」「杉」の松本雨生が1992年に創刊した「忍冬」を1996年に引き継ぐ。千葉県俳句作家協会顧問。