俳句の箱庭
「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次)
◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。
◯各俳人の情報は書籍・ネット他で一般に公開されたものから得ています。各俳人の情報は最新でない場合があります。各俳人の敬称略させていただきます。Tweet句については作者の承諾を得ていませんが、営利目的の要素はありませんのでご了承ください。
◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次
●色彩俳句0196・~色010・甲田鐘一路01・2014-10-15(水)
○「雨続くままのいろなる紫苑かな」(甲田鐘一路01)(「今はじめる人のための俳句歳時記(角川学芸出版編)」)
季語(紫苑・秋)「あめつづくままのいろなるしおんかな」
薄紫で一重の花を咲かせる「紫苑」。キク科だからでしょうか。いかにも秋の花といった風情があります。その薄紫色に秋の長雨の色を見つけました。→色彩俳句-索引
○甲田鐘一路(こうだしょういちろ)(1904~1980)
●好きな一句「花の片遠く飛ばんと宙にあり」02
季語(花・春)「はなのひらとおくとばんとちゅうにあり」
現在の千葉県鴨川市出身。日本大学専門部宗教科卒。中央公論事業出版取締役。震災後上京し→臼田亜浪門にはいった。10年ほど「石楠」編集に携わる。同誌同人。戦後俳誌「ふもと」主宰。→俳人一覧(あ・か・さ・た・な・は・ま・や)