俳句の箱庭 top

お気入俳人の俳句鑑賞します。
多側面から俳句を分類します。
俳句付きイラストを描きます。

俳句の箱庭

「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次) ◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。 ◯各俳人の情報は書籍・ネット他で一般に公開されたものから得ています。各俳人の情報は最新でない場合があります。各俳人の敬称略させていただきます。Tweet句については作者の承諾を得ていませんが、営利目的の要素はありませんのでご了承ください。 ◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次

●三色絵007・匙が曲がると・透次

2010-08-31 00:00:27 | 三色絵俳句

三色絵007・匙が曲がると・透次

 

○「匙が曲がるとすれば無月の真下」(→透次06)

○季語(無月・秋)

【作句メモ】:かつてスプーン曲げというものがテレビで流行った時代がありました。
無月とは、雨や曇りで見えない中秋の名月のことをいいます。雲の上の名月をおもうだけですが、見えなくても雲の上に名月があることも事実です。その真下では、スプーンさへも曲がるという奇跡が起こりそうです。
この句を方法として考えると、「断定」ということになります。匙が曲がるのはいろいろな状況下でしょうが、「無月の真下」と断定しました。異論があったとしてもそれらは無視して、小気味よく言い切るのが短詩型の醍醐味です。

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