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お気入俳人の俳句鑑賞します。
多側面から俳句を分類します。
俳句付きイラストを描きます。

俳句の箱庭

「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次) ◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。 ◯各俳人の情報は書籍・ネット他で一般に公開されたものから得ています。各俳人の情報は最新でない場合があります。各俳人の敬称略させていただきます。Tweet句については作者の承諾を得ていませんが、営利目的の要素はありませんのでご了承ください。 ◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次

●色彩俳句005・黄01・楠本憲吉

2010-08-25 19:18:50 | 色彩俳句

●色彩俳句005・01・楠本憲吉

 

○「嵐めく夜なり檸檬のが累々」(楠本憲吉01)

季語(檸檬・秋)

 嵐の夜に檸檬の黄色をみています。「累々」というのは「積み重なっている」という意味です。檸檬が摘まれて黄色に輝いています。外は嵐の音がしていますが、黄色の檸檬は静かに置かれています。

 

楠本憲吉(くすもとけんきち)(1922~1988)

代表句「汝が胸の谷間の汗や巴里祭」02

季語(巴里祭・夏)

大阪生まれ。1943年、→伊丹三樹彦を知り、俳句をすすめられる。「まるめろ」「太陽系」「慶大俳句」「群」「弔旗」を経て、1952年、→日野草城主宰の「青玄」に拠る。1969年、「野の会」創刊主宰。

 

楠本憲吉掲載句

2011/11/11       03肋めく雲すさりをり小望月(小望月・秋)〈技法・比喩(直喩)=めく〉

2014/04/01       04三鬼忌のハイボール胃に鳴りて落つ(三鬼忌・春)〈次元・忌日(時間)〉

2015/04/13       05花冷の旅のコーヒー匙重たし(花冷・春)〈五感・質感(重)〉

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