俳句の箱庭
「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次)
◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。
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◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次
●方法俳句076・同質因果08・三村純也・05-10
○「睡蓮の水より咲いて水弾く」(『蜃気楼』1998)(三村純也01)
○季語(睡蓮・夏)
【鑑賞】:方法の「同質回帰・因果」。「同質因果」として3句目の俳句です。もともと水から生まれた睡蓮ですが、咲いた花は水を弾くというのです。
○三村純也(みむらじゅんや)
○好きな一句「夜桜の根の掴みゐる大地かな」(『常行』2002)02
○季語(夜桜・春)
【Profile】:1953年大阪生まれ。慶應義塾大学大学院博士課程修了。中世国文学、芸能史、民俗学、近代俳句史などを専攻。神戸山手大学教授。中学時代より作句。1972年「山茶花」に入会、→下村非文に師事。その紹介により→清崎敏郎・→稲畑汀子の指導を受ける。1997年「山茶花」を継承主宰。第26回俳人協会新人賞。
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三村純也掲載句
03幽霊が出る教室も夏休(『常行』2002)(夏休・晩夏)〈次元489・超次元39幽霊1〉2020/7/26
04湯上がりの項匂ふよ地蔵盆(『蜃気楼』1998)(地蔵盆・初秋)〈五体662・項(うなじ)2〉2024/8/24