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お気入俳人の俳句鑑賞します。
多側面から俳句を分類します。
俳句付きイラストを描きます。

俳句の箱庭

「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次) ◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。 ◯各俳人の情報は書籍・ネット他で一般に公開されたものから得ています。各俳人の情報は最新でない場合があります。各俳人の敬称略させていただきます。Tweet句については作者の承諾を得ていませんが、営利目的の要素はありませんのでご了承ください。 ◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次

●方法俳句076・同質回帰08・三村純也・05-10

2012-05-10 00:33:27 | 方法俳句

●方法俳句076・同質因果08・三村純也・05-10


○「睡蓮の水より咲いて水弾く(『蜃気楼』1998)三村純也01)

○季語(睡蓮・夏)

【鑑賞】:方法の「同質回帰・因果」。「同質因果」として3句目の俳句です。もともと水から生まれた睡蓮ですが、咲いた花は水を弾くというのです。

 

三村純也(みむらじゅんや)

○好きな一句「夜桜の根の掴みゐる大地かな」(『常行』2002)02

○季語(夜桜・春)

【Profile】:1953年大阪生まれ。慶應義塾大学大学院博士課程修了。中世国文学、芸能史、民俗学、近代俳句史などを専攻。神戸山手大学教授。中学時代より作句。1972年「山茶花」に入会、→下村非文に師事。その紹介により→清崎敏郎・→稲畑汀子の指導を受ける。1997年「山茶花」を継承主宰。第26回俳人協会新人賞。


三村純也掲載句
03幽霊が出る教室も夏休(『常行』2002)(夏休・晩夏)〈次元489・超次元39幽霊1〉2020/7/26

04湯上がりの項匂ふよ地蔵盆(『蜃気楼』1998)(地蔵盆・初秋)〈五体662・項(うなじ)2〉2024/8/24

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