どうして日本人だけが英語を話せない
「五文型理論」、「構文主義」、そして「熟語主義」が日本の英語読解教育を根底から支える原則です。
そしてもうすでに中2段階で比較構文か登場しましたが、中3配当の学習からどんどん構文が登場し「これは構文だ、覚えておきなさい」といったことになります。市販の英会話本とか英会話教材にも「英会話でよく使われる構文」、高校や大学入試のための必修構文といったものもあります。
しかし日本の英語教育において「構文」とは、英文を日本語に変換ための「ひながた(パターンプラクティス)」に過ぎないということを日本人は知らない。
ことばというものは、ワンフレーズ的な小の表現ができるようになって、それを基礎として大の表現へと進化するというのが、日本人以外の共通の認識です。
ファンクションメソッド大好評ブログ ぜひ訪れてください。
あなたの英語感が変わります。
あることを英語でどう表現したらいいのか、あるいはそのために英語はどのようなしくみとなっているかについてついて述べています。つまり学校で学んだことがない「英語表現の枠組み」について。
英語ってこんなシンプルなしくみをしているから「日本人以外は英語が簡単に話せる」ということです。
ブログ 書いて聞いて覚える中学英語学習英語脳の構築について イディオムの秘密
[当ブログは【日常英会話必須基本16動詞HTML版】を購入された方をサポートします]
【対照学習】ができるのが特色です。
これは英語の語彙を有機的にとらえることが可能です。具体的な指示は当ブログ内で行います。
「HTML版動詞フレーズ感覚別表現」
[今日の学習]
赤色に表記したフレーズを何度も繰り返して読みその意味を思い浮かべてください。言葉というものは、「意味ある単位」、つまりフレーズで意味が定着、蓄積するものです。
その後に「自由に英語を話すための最短学習プログラム」に進んでください。これが学校では教えてもらわなかった「英語のしくみ」を身につけるための英語脳構築トレーニングです。
今回からputの動詞フレーズに移ります.
putの意味を「置く」と覚えたから使いこなせない.
put の動詞フレーズ
putの動詞フレーズのパターンは以下の通りです。学習はこの順に進んでいきます。当教材ではこのputの動詞フレーズだけで,合計84の文例が所収されています。
一部Two Word Verbsをサンプルとして公開しています。ぜひご覧ください。
ただし、教材の一部を切り取っているので画面が広がります。
【putの動詞フレーズのパターン】「日常会話必須基本16動詞編HTML版」より
教材を購入された方からメールが来ました
文全体ではなく,動詞フレーズを覚えることがどれだけ大切か最近すごく実感しています。
今まで学校などで習ったように主語は何か,動詞は何か,目的語はなどと頭の中で反芻するクセがありました。まずはとにかく動詞フレーズをと、習慣づけていると逆に英語での表現がとても楽になりました。
【解説】
putのroot senseは、動作の対象となるものを、ある位置・状態に「あらしめる」ことだ。「あらしめる」とは、「そのような状態にする」とも言える。
したがって、ここで登場するput+名詞だけのフレーズはある意味で例外となり、putの後には目的語だけではでなく、必ず位置・状態を表す語句が伴うことに注意してほしい。
例えば、「ペンをおいてください」をPut your pen.というのは誤りで、Put your pen down.と位置・状態を表す語句が伴う。この場合、downは方位副詞だが、次の例では位置・状態を表す語句が、前置詞+名詞となっている。
Put your pen down.
ペンをおいてください
Put your pen on your desk.
机にペンをおいてください
● putに対する日本語の訳語
putを「置く」と覚えている方が多いと思う。しかしputにあたる訳語は様々になる。
「のせる」「貼る」「架ける」「入れる」「着る」「履く」「注ぐ」
「塗る」「くべる」「つける」「あてがう」「加える」「つなぐ」
訳語はこれら以外にも多様だが、「ものをある場所にあらしめる」という限りはすべて基本的に同じである。ただ、「あらしめられるもの」や、「あらしめられる場所」などが違ってくるとそれにふさわしい訳語を用いるというのは、日本語の発想に過ぎないとということを肝に銘じておいてほしい。
putの意味が少し拡大されてくると、もっともっとたくさんの日本語がそれに対応していくことになる。しかしそんな雑多な日本語にふりまわされていたのでは、それこそ「英語でものを言えない」ことになってしまう。
特に、putがある「人」をある状態に置く、すなわち「ある状態にあらしめる」ことを示す場合は特に重要だ。
It would be better to put her in a good humor.
あの人の機嫌をよくしておいた方がいいですよ
● putはtakeと対比して覚える。
putされ「あらしめられている」ものを、そこから「取る」「はずす」「移す」「持っていく」のがtakeだ。
日本語で、「片づけてください」というのを、次のputとtakeを使った文にすると二つの語の違いが見えてくる。
Put them away!
(元にあったところに)それらを片づけてください
Take them away!
(ここから)それらを片づけてください
awayは「離脱状態」を表すが、takeの文では置き場所が問題ではなくとにかく、「持ち去る」という行為を表し、一方、putでは、「ものをあらしめる」ということから、いつも決まった場所に「片づける」という意味となる。もう一つ、例文をあげておきます。
Someone put my clothes away.
誰かが私の服を片づけてくれた
Someone took my clothes away.
誰かが私の服を持って行った、盗んでいった
● putとtakeがなかったら
goとcomeは、主体(主語)が働くことを表す語とすると、putとtakeは他のもの(目的語)を動かし、他のものに働きかけるときになくてはならない動詞(他動詞)だ。
私たちは何かに興味を持って、それに手を触れれば、私たちの手にそれをputしたわけだし、もっと興味が深くなったらそれを手でtakeするかもしれない。しかしいつまでもそれを手にしているわけではなく、また元のところへputするかもしれない。
私たちのまわりにには、私たちが、putとしたり、takeしたりするものが無数ある。putやtakeがなかったら、日常生活はできない。
以上の記事は「サクサク瞬間英作トレーニング16動詞編 PDF版」から引用しています
PDF版より抜粋
HTML版サンプル
HTML版動詞フレーズ感覚別表現サンプル
「日常会話必須基本16動詞編HTML版」に含まれています。
自由に英語を話すための最短学習プログラム 一般動詞フレーズの文の生産
put the dishes away | putting the dishes away | put the dishes away |
① 現在形動詞フレーズ | ② 過去形動詞フレーズ | |
put(s) the dishes away | put the dishes away | |
③ 原形動詞フレーズ | ④ ing形動詞フレーズ | ⑤ ed形動詞フレーズ |
一般動詞5段活用 | V感覚(動詞) | 食卓の食器を片付ける |
※実際のプログラムを省略しています。ご了承ください。
前回は、take the dishes away(食器を取り下げる)でしたね。今回はput the dishes away(食器を片付ける)です。この意味の違いがわかりますか。takeは単にとっかかり、逆にputは「あらしめる」ということです。
[1] 現在形動詞フレーズ (現在の事実・習慣を表す)
[2] 過去形動詞フレーズ (過去の一時点の行為)
[3] 原形動詞フレーズ (頭に思い浮かべたひとまとまりの行為)
Please put the dishes away?
どうか、食器を片付けてください
Do you put the dishes away?
あなたは、(ふだん)食器を片付けていますか?
Did you put the dishes away?
あなたは、食器を片付けましたか?
Shall I put the dishes away?
私、食器を片付けましょう?
Let me put the dishes away.
私に、食器を片付けさせてください
[4] ing形動詞フレーズ (頭に思い思い浮かべた継続的な行為)
I am putting the dishes away.
私は、今食器を片付けています
[5] ed形動詞フレーズ (頭に思い浮かべた過去の行為)
Have you put your clothes away yet?
あなた、もう食器を片づけましたか?
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