もちろん家計は火の車

読書と映画、クルマにゲーム……いろんなものを愛しつつ、怠惰な日常を送るオッサンのつぶやき。

TOHOシネマズでやってた『紙兎ロペ』って、最近見かけないのはナゼ……?

2012年09月02日 | 日常

つい先日の『ダークナイト ライジング』に続き、
今度はリドリー・スコットの新作『プロメテウス』を観てきた。
SFホラーの金字塔にして、ブログ主のお気に入りの1本である
映画『エイリアン』の“前日譚”にあたる同作の
ストーリーにはなかなかに楽しませてもらったが、
ま、『プロメテウス』に関する話はまた、そのうちにでも……。

で、今回のお題は『紙兎ロペ』である。
いきなり『紙兎ロペ』と言われても、
何のことだかサッパリ……という方も多いかもしれないが、
この『紙兎ロペ』、東宝系のシネコン“TOHOシネマズ”で
映画上映前のコマーシャルに混じって放映される、
オリジナルのミニCGアニメである。
都立高校2年生の紙ウサギ“ロペ”と
紙リス“アキラ先輩”の2人を中心に、
独特のゆる~い雰囲気で
のんきな動物キャラたちの日常の1コマを描く
(一応は「ロペとアキラ先輩が連れ立って
一緒に映画館に向かう道中の物語」という設定になっている)。

実はこの『紙兎ロペ』、ブログ主のひそかなお気に入りであった。
最初は、たまたま入った劇場で「偶然、目にしただけ」だったのだが、
とにかく、動物たちのローファイでテンションの低い
やりとりが、たまらなく“イイ味”を出していて
いつの間にやら、すっかりハマってしまったのである。
特に、若干の“不良テイスト”を漂わせつつも
そこはかとない小者感にあふれた“アキラ先輩”がすばらしい(笑)。
また、そんな先輩と常に行動をしつつ、口を開けば
基本的に「そうっスね!」「マジっすか!?」しか言わない
主人公の紙ウサギ=ロペの脱力しきったテイストも、何とも言えずヨイww。

 ←現在、オリジナルDVDはシーズン3までが発売中!

ま、そんなわけで、この『紙兎ロペ』、
短編アニメをまとめたDVDが発売されると
チェックしたりしていたのだが、そうこうするうち
一部で人気に火がついたらしく、この5月には
あろうことか、なんと劇場長編映画(!)にもなってたりする。
で、いよいよこれで「アキラ先輩、大ブレイクか~~!?」なんて思ってたら、
そこがまぁ『紙兎ロペ』のもつ“ゆるさ”のなせる技か、
一気に知名度が上がるでもなく、そのまま
ゆる~いカンジで、相も変わらず
「知る人ぞ知る」路線を歩んでいるのであった……(笑)。

ところが! である。
どうも最近、TOHOシネマズに足を運んでも
この『紙兎ロペ』、上映されないことが多い。
ここで1つ、ぶっちゃけた話をすると
わりと昔からの“映画好き”には
「シネコンには行かない!」って人が多かったりする。
要するに、かの悪名高い“ブロックバスター方式”で
どの劇場でも「同じような大作ばかり」、
それも「複数のハコで並行して上映する」という
シネコン独特の路線は「映画マニアの敵だ!」というわけである。
(ま、それ以前にブログ主の愛してやまない
“C級”“Z級”のゲテモノ映画は
小洒落たシネコンなどで上映されるはずもなく、仕方なく
せっせと「シアターN渋谷」などへ足を運ぶほかない……
ってのが現実だったりするが・笑)。

しかし、そんな中にあっても
ブログ主の場合、この『紙兎ロペ』が見たいばっかりに
けっこう、小洒落たシネコンへも出向くようになっていたのだ(!)。
にもかかわらず……どういうわけか、お目当ての
『紙兎ロペ』には最近、とんとお目にかかれないのである。
今回の『プロメテウス』もそうだったし、
先日の『ダークナイト ライジング』の時も、そう。
それどころか、その前に観た映画(『サンクタム』だったか?)のときも
たしか、『紙兎ロペ』は上映されなかった気がする……。

今年、せっかく劇場版映画などを作ったのに、
ある意味“絶好のタイミング”の今、新作の上映を
やめちゃう……ってのは、東宝は一体、どういう考えなのであろうか?
それとも、あれか? 「いける!」と踏んで
劇場映画を作ったらコケちゃったので、
『紙兎ロペ』に関しては現在“撤退モード”とか、そういうことか。
だとしたら、なんとも残念な話であるが……。
大事に育てたらコレ、絶対に「いける!」と思うんだけどなぁ……。

ちなみに劇場版『紙兎ロペ』については、
今年11月にDVDが発売される予定なのだが、
DVD 2枚組の“限定BOX”に至っては、
“ロペ”と“アキラ先輩”のフィギュア2体が付属するとはいえ、
お値段、なんと「8,190円」ナリ!!!!
いくらなんでも、これは高すぎだろ、JK。
やっぱアレかな、しっかりと「回収する」体勢に入ってんのかなぁ……。

 ←限定版同梱のフィギュア。欲しいけど、さすがに8,000円は……(涙)。


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