“最後の台詞は、アリかナシか？”
ＴＯＨＯシネマ木曽川初日。
客層は、予想通り、私の世代とその子供達。
子供達は、果たして原作は知っているのか？別にいいけど。
昨今、昔はやったアニメ作品やＴＶドラマなどがやたらリメイクされている。
いわゆるリメイク・リバイバルブームは、ある一定の期間で繰り返すものだが、
昨今のそれは目に余るものがある。
今の作り手は、私に近い年代があるが、オリジナルを創る能力がないのかとも
思ったりする。
私は、リメイク物を観る時は、旧作を超えるとかではなくて、
当時観たときどう感じたか、そして今創りなおされたものを観て
どう思うか。これだけ考える。
『タッチ』は、連載当時は私は特に強い思い入れがないので、
後者だけ考えればよいので、比較的楽だ。
・ 浅倉南
長澤まさみ。私自身、浅倉南に特別強い思い入れがないので
別にこれで良いじゃん、程度。
・ 上杉達也・和也
斉藤兄弟、野球経験者らしく、違和感ナシ。
ただ、なじみ薄い為、区別難し。
・ 原田
イメージどおり！
・ コータロー
なんか、一番格好良かったのでは？
そもそも、漫画『タッチ』は、“本筋以外の余分な部分（あだち充談）”
を描いたものだそうである。ところが、映画『タッチ』は、その余分を
取り除いた本筋だけを描いている。私は、漫画のその“余分”がどうでもいい派
だったので、すっきりした本作は入りやすかった。
ただ、ラストの台詞は微妙。そこで急に最終回手前に引き込まれてしまう。
ここまで原作に忠実になる必要はないのでは？
あの台詞は、軽い印象を受けたが、実はもっと重いものだったのではと思う。
最後にコケた。
まぁ、無理やり2時間にしたからしょうがないか？？
