♪ 卯月の非日常 ♪

旅ブログです。主に海外と沖縄をご紹介。

シチリア・イタリア二週間の旅(その46)

2024年01月07日 17時41分00秒 | @カターニア

ドゥオーモ広場からすぐのところに、派手な観光バス(ツーリストバス)が待機していました。
主要スポットを巡ってくれる便利な乗り物なので、時間があれば乗ってみたかったな。

その後、足早にお目当てのワインショップへ向かったのですが、残念ながら閉まっていて、一旦諦めることに。
※営業日なのに閉まっていることはよくあることです。

✵Wine & Charme✵
※後ほど再訪します

ん?コスプレ?じゃないよね。
本格的な衣装が並んでるお店も。
にしても、個性と個性がぶつかり合ってる商品多いな。
個人的には大好きですが。
そんなこんなで
Piazza Vincenzo Bellini(広場)
に到着。
✵Caffe Opera✵
歩き疲れたし、トイレ休憩も兼ねて、眼の前のカフェにIN。
かの有名なベッリーニ劇場の真ん前だからか、かなりの人気でしたね。
主人は安定のエスプレッソ。
私は暑さに負けてジェラート。
しかし朝から食べる量じゃないわ……
美味かったけどね。
お会計=4.5€
トイレも広く、良心的なカフェでした。


アパートに一旦帰ろうとしたところ、たまたま電気屋さんを発見。
モバイルバッテリーの充電ケーブルを購入。←今更感
忘れたんですよね………わたしが。
スマホのやつを交互に使ってたから、面倒で。
でもほんと今更って感じ。
それも高かったし……。



その後、アパートで一瞬休憩し、またしても別の市場へ繰り出しました。

それにしてもカターニアの市場は活気があるねぇ。
規模も相当なもので、多くの人が何かしらを求めてうろうろしています。
通りの正面には大きな教会
❅Basilica Satuario del Carmine❅
こちらも1693年の大地震で破壊されたようです。
🫨地震怖いな……

色とりどりの野菜たち。
美味しそうな果物が山積みに。
この日は本当に暑かった。
教会の前で腰掛けて休む人も。
とにかく市場の大きさが半端ないし、様々な商品を取り扱っているので、目がウロウロ落ち着きません。
人気のチーズ屋さん
怪しい?靴屋さん
ちょっと疲れるくらいの巨大マーケットでした。
これ、ほぼ毎日開催されてるってすごいな。

ちなみに午後一時くらいには閉店し、その後はゴミが散乱するえげつない光景が広がってます。


次!

実はここに来たかったんですよ。
❇Pasticceria Savia❇

人気のアランチーニ専門店です。
いつもすごく並ぶと評判でした。
この日は運良く7人ほどだったから、さくっと購入。

※最初にレジで何を買うか伝え、支払いを済ませ、貰ったレシートとチケットをショーウィンドウのスタッフさんに見せます。
カフェレジもあるので、テイクアウトの場合は列を間違わないよう注意。
アランチーニ 2.5€
カンノーロ 3€
味はまあ、ごく普通に美味い。
評判はいいけど、それほどの驚きはなかったかな。
にしても、カンノーロのでかさよ。
通りのベンチに座って、のんびり頂きました。


そういえば今日、この通りって歩行者天国なの?と疑問に……。
普段は車が通ってる大通りですが、どうやら警官たちが交通規制を敷いているようです。

よくよく耳を澄ませば、通りの向こうから騒がしい声が。
なかなか大きなデモ行進と判明。
※もちろん正式に許可されたもの

主人が様子見に行った後、隣にいたマダムにあれやこれや説明されましたが、そのほとんどがイタリア語で、イマイチわかりませんでした。



盛り上がるデモ。
見る限り学生さんたちっぽいな。
こんな大きな通りを賑やかに歩く彼らは、一体何を訴えていたんだろう?
エトネーア通り
小腹を満たしたあと、近くにあったRinascente Catania(デパート)へ。
クリスマスムードたっぷりの店内で、そこそこに買い物を楽しみました。


続く………

シチリア・イタリア二週間の旅(その45)

2023年12月31日 04時40分00秒 | @カターニア


さあ、いよいよ魚市場に潜入です。
一言で魚市場といっても、その広さはなかなかのもの。
広範囲にわたり、露店が軒を連ねます。
果物、野菜、スパイス、オリーブなどなど。魚以外の食材専門店も多数あり、行き交う人々は決して観光客だけではありません。地元に根付いた歴史あるマーケットだと感じました。
まずは目に付いたお店で喉を潤します。

日本ではあまり馴染みのない「Tamarindタマリンドを選びました。
※果物というより豆
メタボに一定の効果があるといわれるタマリンド。味は独特ですが、私の口には合っているようです。
クセがないわけではないので、苦手に感じる方もいらっしゃるかと。
ただシュガーシロップを加えてるからか、わりと甘みはありましたね。
美味しかったです。
先を進みます。
八百屋さんではついつい足が止まります。
にしても、にんにくやっすいな!
こちらはナッツ、香辛料専門店。
ブロンテ産ピスタチオをお買い上げ。
5€
これめちゃ美味しかった……
もっと買うべきだったな。

見慣れた野菜、そうでない野菜。
どれも色の濃いものが多く、見ていて心浮き立ちますね。
アーティーチョーク
紫色のカリフラワー
そしていよいよ魚市場の中枢へと入っていきます。
時間的に早かった為、せっせと開店準備されているようです。

なかなか立派なカジキマグロ。
タコもイカも揃ってます。
とても豊富なラインナップに驚かされました。中にはどうやって食べるんだろうという魚も……

階段の上から見るとこんな感じ。
一つ一つの店を見て回っていると、「マダム」と連呼され、わりと本気の客引きをされます。
みんな親日的で優しいんだけどね。
時には「これを見ろ」とばかりに店の前へ連れて行かれることも。
※たとえ買ったとして、調理できないよ

いやはや活気がありましたね〜。
築地ほどではないにしろ、みんな元気に明るく話しかけてくれました。


ここからしばらく画像のみで雰囲気をお確かめください。









茄子とトマトの色艶の良さにうっとりしつつ………
最近世界各所で見受けられるようになった、アンブレラストリートに差し掛かります。

思っていた以上に広範囲でしたね。
フォトジェニック〜❤

客引きを笑顔でかわし疲れ、またしても喉が渇いたので🍋リモーネを。
思ったよりすっぺぇ!!
さすが。
ズッキーニとかまじで安いよねぇ。
貝も豊富……
ムール貝は宝の山だった。

もちろん魚だけじゃありませんよ。
お肉屋さんもしっかりうまそげ。
チーズ専門店も素敵でしたね。
見てるだけで楽しめる。
❋Caffè Bellini❋
さすがに歩き疲れたので、一旦カフェで休みましょう。
突き当りにドゥオーモを観ながらの立地は素敵。
(⁠◕⁠દ⁠◕⁠)ウーノもお疲れさま
ふらっと入ったカフェでしたが、
過去イチ美味いカプチーノでした。
泡のきめ細かさが秀逸。
店員さんもすごく愛想がよくて、かなりお気に入りのカフェとなりました。
❅❅❅

カターニアの魚市場、想像より楽しい場所でした。
足下は常に濡れているので、靴を選んだほうが無難です。
猫がいるかなーと期待してましたが、残念ながらおらず……。
↑お魚咥える泥棒猫見てみたかった

さて、そろそろ次のお店へ移動しましょう。


続く……

シチリア・イタリア二週間の旅(その44)

2023年12月26日 16時39分00秒 | @カターニア

早朝、目が覚める。
実質この日だけが、カターニア観光できる唯一の日となってしまった。
※あちこち行き過ぎです

朝飯はスーパーで購入したサラダと生ハムを。
※さすがに毎日甘ったるいパンは無理


サーモンも別メーカーにしてみたが、これまた旨かった。


パルマ産生ハム(高級)
幸せ……❥(^^)❥

朝のメイン通りはわりと空いているんだけど、それでも活動する人は多くいます。
カターニアは巨大な朝市が複数箇所あるので、その準備の為、車や人が移動している感じ。
私達は一路、“魚市場”を目指してアパートを出発しました。
カターニアの魚市場はとっても有名なんですよね。
大阪で言うところの黒門市場?
東京なら築地……?
Google先生の言う事を聞き、真っ直ぐ歩いていたら、小汚い細い路地※に差し掛かりました。
※Via Caramba Gianbattista
誰かが描いた落書き?(芸術か?)を見ながら進んでいたんですが……


👷‍♀工事による通行止めが発覚。
結局Uターンし、比較的綺麗な道(ジョヴァンニ・ディ・プリマ通り)を歩くことに。
まあ、ユニークな絵が見れたから良かったかな。←無理やり前向き
11月の朝は肌寒いカターニアですが、昼は一気に気温が上がるので、服装はよく考える必要があります。
軽めの羽織物は必須。

“Basilica della Collegiata”

坂道を避けつつ(笑)
歩いていると……
大きな広場に出ました。

Cathedral of Sant'Agata
これまた立派な大聖堂ですね
実は地震により倒壊。何度も建て直されたんですがその時、足りない材料を補うためエトナ山の灰や溶岩石を利用したそうです。
※現在の教会は18世紀のもの

通りからチラっと見えるエトナ山も美しい。
🐘Fountain of the Elephant𓃰
実のところ、象はカターニアのシンボルなんです。
ドゥオーモ広場の中心にあるこちらの噴水はLiotru(リオトル)と呼ばれ住民に愛されているそうな。
この象さん、ローマ時代の赤色花崗岩で造られたみたい。
そんでもって後々、エジプトから運んできたオベリスクと合体させたんですねー。
一番上にはカターニアの守護聖人、聖アガタ像の冠とユリの葉が乗ってるんだけど………あんまり見えないわ。
ツギハギっちゃそれまでですが、これも歴史や芸術の積み重ねです。

さて、教会の中へ入ってみましょう。
※無料

後々知ったんですが、この教会の土地には以前、大浴場があったんです。
❇古代ローマ時代のアキリアン浴場❇
その痕跡を見学することも出来たのに、残念ながらこの時は知らなかった😅
中に入ると、さすが!
想像を裏切らない立派な聖堂です。
大声で叫んだら響くだろうな〜。


Cappella di Sant'Agata
聖アガタの礼拝堂

❇Maria Corredentrice❇
なかなかに美しい絵画ですね。
Emanuele Di Giovanniという有名な画家の作品です。
❅大司教Aemilii Ferraisの墓❅
主祭壇……さすがにすごいな。
首が疲れる。

唖然とする美しさ。
この空気感はある意味恐怖かも。



作曲家ベッリーニの墓がありました。
さすがここまでの偉人ともなれば、大聖堂の中に墓を作ってもらえるのか。
にしても……33歳でお亡くなりになったんですね。早すぎます。

ヴィンチェンツォ・ベッリーニ - Wikipedia


教会から出て左を見ると、Porta Uzedaがあります。
✴Porta Uzeda✴
溶岩石と大理石のミックスで造られているため、こちらも美しいコントラストですね。バロック建築の美が表現されています。
お!ここにも象さんが。
猫ちゃんにも出会いました。
やった!なつっこい!
主人萌え悶えてる。

広場の片隅にある噴水。
❋Fontana dell’Amenano❋
そしてこの向こう側が魚市場です。


続く……

シチリア・イタリア二週間の旅(その43)

2023年12月26日 10時39分00秒 | @カターニア

そろそろシチリアの旅も終盤です。



メッシーナから戻ってきたら既に夜。
とはいえ、時間はさほど遅くなかったはず……。
人通りも多く、賑やかな駅前でした。

アパートに戻りシャワーを浴び、しばらく休んだ我々は、足の疲れもあってか、近場のトラットリアを探しました。もう、歩きたくない。
で、見つけたのがこちら。

✵TRATTORIA CAVALIERE✵

飛び込みで訪れたんですが、
なかなかの大人気店でして、既に多くの客がいました。
ただしテイクアウトする人もちらほらいたので、めちゃくちゃ待つってこともなかったな。
切羽詰まった空腹じゃなかったし心の余裕もありました。
賑わうテラス席。
行き交うスタッフさんたちはテキパキ動いていて、本当に素晴らしい。
無駄がないんだよねぇ。

15分ほど待って、呼ばれました。

速攻白ワイン!
メッシーナの疲れをワインで癒やす。

Antipasto Misto Mare 12€
まずはシチリアらしい前菜から。
魚介類の惣菜が数多く乗っていて、一気に食欲が刺激されます。
特に「アンチョビ」が美味かった。
ワインが水のように喉を流れていく!
Soute di Cozze e Vongore 12€
そして絶対外せないであろう、ムール貝やあさりのアーリオオーリオ炒め。

🫰手が……手が止まらん!!

こういう料理ならいくらでも。
貝好き二人なので、夢中になって食べ進めました。
Risotto alla Marinara 12€
エンジン😤がかかってきました。
魚介の出汁がめちゃくちゃ染み込んだリゾットに勝るものはない!(断言)
海老、イカ、アサリ、ムール貝等など。
こんなの最高の出汁しか出ないよね?ってラインナップで攻めてくる!
とびきり美味かった。
そして米の炊き方が見事すぎた。
Spaghetti al nero di seppia 12€
これを食べないわけにはいかない。
漆黒のパスタ……そうイカ墨です。
はぁ……最高。
たとえイカ墨で口の周りがホラーになろうとも、夢中で食べきります。
イカもたくさん入っていて、これで12€は安いな。
画像見ているだけで🤤ヨダレ出ますね。

全体的に一皿のボリュームが多めなので、みなさん苦戦してましたね。
持ち帰りされる方もいらっしゃいました。
そしてカターニアと言えば馬肉。
Polpetta di cavallo alla griglia 1個3€
さすがに……この頃になると私の腹も『限界』を迎えておりまして、
ひとくち食べて諦めました。
主人は一個ぺろっと食べてた。
香ばしくて美味かったのに……
残しちゃったよ……😥
二個目の胃袋カモン♪
ともあれ、大満足のディナー❤となりました。大人数であれやこれや食べてみたいお店ですね!

最後の最後まで、出入りするお客さんが途切れることはありませんでした。
お会計=60.50€

続く……

シチリア・イタリア二週間の旅(その42)

2023年12月23日 05時13分00秒 | @メッシーナ

主人がこよなく愛する聖書
(ガンベロ・ロッソ社のグルメ本)
から選んだお店。
それがこちら……

✯I Ruggeri✯
です。
高いコスパと優れた料理を提供する、そこまで堅苦しさを感じないレストラン。
※ガンベロ80点/twoフォーク

とても洗練された店内ですが、
この時(12時半)はまだ他にお客さんは居ませんでした。
イタリアの人たちは本当にランチタイムが遅いですね。
一時過ぎた辺りから混みだした。
まずは可愛らしいパンとグリッシーニがやってきました。

そしてワイン(白)を注文。
シチリアのCusumanoというワイナリーのもので、とてもフルーティで華やかな印象。
決して軽すぎるわけじゃないんですが、食前の一杯目にふさわしいかなと思います。
一品目(stuzzichino)
日本でいうところのかき揚げ的な。


Polpettine di tonno in agrodolce
マグロの肉団子というか、つくね。
酸味のあるソースと赤玉ねぎの組み合わせは、前菜としても丁度よい感じ。
マグロなんだけど、食感はお肉と変わらぬみっちり感。でも食べたあとは重くないんですよね。

Gnocchi ripieni di caprino con cozze, pecorino e noci
ムール貝とチーズ(ヤギ)、くるみたっぷりのニョッキ。
うん!いいチーズ感出てますね。
ゴルゴーゾーラのようなもったりしたソースも好きですが、ほんのりチーズ、ほんのり貝出汁が効いたニョッキは、箸が進みまくります。
もちろんワインも!
アクセントのくるみがたっぷり絡んでいて、香ばしさが飽きさせない。
とても美味しい一皿でした!
Orata con mele e gorgonzola
美しい、そして美味しい。
丁寧に敷き詰められた林檎の下には鯛が。ゴルゴンゾーラチーズと三位一体のその味わいは初めてのものでした。
Tagliata di tonno rosso
黒マグロのタリアータ。
カリッカリの表面、赤玉ねぎのソースがたっぷりとかかってます。

✬断面SHOW✬
このお店、酸味使いが大変上手。
上質なマグロをこんな風に頂けるのはシチリアならではですね。
当然、二杯目のワインはエトナで。
Linguine con i ricci
次は雲丹のリングイーネパスタが登場しました。
雲丹に関していえば、日本が最高と思っていますが、これはこれでソースとして素晴らしかった。
海の香りが、塩気が、最高の茹で加減のパスタに絡んで、ペロッと完食。
ご馳走さまでした……!


さて、お楽しみのデザートです。
飯の美味い店はドルチェも美味いと確信しているので、必ず注文します。
そして期待通りでした。
濃厚なチョコレートムースとピスタチオの競演。
不味かろうはずがない。
デザートは別腹といいますが、これに関してはそのとおり。
むしろもっとイケる。
有り難いことに焼き菓子まで。
もちろんエスプレッソで〆!

とっても大満足のランチでした。
🍴評判通りのコスパの良さ。
スタッフの方たちも明るく親切で、非常に居心地の良いレストランでした。


😌さてさて
お腹も満たされたし歩くとしますか。
↑結局トラムやバスを利用せず
以前にも言いましたが、メッシーナ海峡を船で渡りたい願望がありました。
しかしどうも乗り場がよくわからない。←港のあちこににフェリー乗り場がある
そうこうしている内にメッシーナ駅に到着してしまい、モニュメントの前で写真を撮って帰るモードに。
直近の列車は満席だったので、その次を待つことにしました。
私はワインを飲んでいるし、歩き疲れてたので、ベンチに座るとウトウトしてしまい………😴
その間、主人は駅から少し離れた場所にある船の乗り場を探し当てていました。
チケット売り切れ。
もしかすると別の売り場(乗り場)があって、そこでは買えたのかもしれませんね。どちらにせよ疲れていたので、メッシーナ海峡を渡る夢は次に持ち越しです。
そうこうしている内に、やっと私達が乗る列車が到着しました
これがまた時間かかるタイプなんだよ。

唯一、空いていたのは助かった。
ま、ほぼ寝てましたが。
そしてカターニア駅に到着。
もうすっかり夜です。
お馴染みの地下鉄に乗り、
(チケット券売機でやたら苦戦したが、またしても人に助けてもらった)
スーパーで買物を済ませ、我らがアパートへ。
メッシーナ堪能したけど宿題も残したから、またいつか!
噂通り、素敵な港町でした。


続く……