「鋼の錬金術師」◆
ガンガン読んで、じわじわと来ています。
第57話「イシュヴァールの傷」
ずん、と来た台詞ピックアップ。
「考えることを止めたら死ぬ」
錬金術師の業の深さ。
エドは常に考えている。ハガレンは常に考えて進む物語だ。
ハガレンはアクションシーンに台詞が多い、という記事を今度別立てで書こうと思ってます。つまり、いつも考えているんだ、エドもアルも。
真理を追い求めることを止めたら錬金術師は終わりだ。
何て厳しい世界だろう。
だからイズミは、錬金術師として生きているイズミは、今なお考えつづけているんだ。真理を見、子を失い、平和に肉屋の女房をやっている今でさえ、真理を追い求めることを止めてはいない。
そして真理を追い求め、あまつさえ戦いを挑もうとしているエドとアルは、だから生きているんだ。錬金術師として最高の状態で生きている。皮肉なことに?いいや、必然として。
最も心に残る台詞。
「やらない善よりやる偽善だ」
もうね。
打ちのめされましたよ。
あの。
このブログでは自分語りをしない、というマイルールを決めているのですが。
ちょっと、揺らぎまして。
以下、鋼と関係ない話題。ごめん。
例えば募金。
哀れな人に心から同情して全き善意で差し出す1000円と、自分もイイコトしてる気分味わいたくて差し出す1000円と。どちらの価値が高いかというと。
実は1000円は1000円の価値しか無いんだとか。
例えイイコトしてる気分の1000円であっても、1000円分の人助けになるのだとか。
でも実はその募金団体の維持管理に400円は使われているのだとか。
それでも600円はやっぱり役にたつのだとか。
そういうことを、考えさせられる、台詞でした。関係ない話題終わり。
「正の感情を集めて世界を正の流れにすることもできる」
これもね。
くそう。死ぬと分かっているキャラにばかり良い台詞吐かせやがってチクショウ!って思いましたよ。ああ、酷い。荒川弘は酷すぎる。
理屈っぽい台詞だけど、綺麗事にも思えるけれど。
これは、本当のことだ。漫画じゃなくて。
軍人にイシュバール人がいたというのも、重かった。
重い、つか、きつい。しょせん、たかが漫画の空想世界だ、と割り切る壁を裂いて突きつけられる「戦争」。描いてる荒川さんはもっときついんだろうなあと。ぐっと腹くくって、このネーム切ったんだろうなあと。
さて、再び、たかが漫画の空想世界に戻ります。
今月号で、ホークアイの、物語り上の重要度がむちゃくちゃ上がりましたよね!
マスタングの師匠の娘、ということは。
錬金術に関わる人間。
驚いた!!
彼女もまた、鋼の「錬金術師」という物語の根底に立つキャラなんだ・・・!
私、ナメてたよ。ホークアイを。ただマスタングの盟友なのだと思ってた。例えばヒューズと同じ場所に立ってるんだと思ってた。違った。
「例えそれが泥の河だとしても」
彼女にはこの台詞を言う権利があったんだ。
「それ」は、単に軍に籍を置くことでは無く。
錬金術の、真理の道を歩むこと。それをも指して「泥の河」と、言ったんだ・・・。
「鋼の錬金術師」誕生の場に、ホークアイもいたということは。(鋼の錬金術師が生まれたのは試験会場でも辞令を受けた司令部でもなく、エドの眼に焔が点いた、あの場所だ)
彼女もまた「鋼の錬金術師」という物語を最後まで見守る立場なのかなあ、と考えたこともあったけど。その時はそんな風に思えなかった。マスタングの付属品?つまんないな、って感じた。
だから。
彼女が錬金術師の娘と分かって。ものすごく、私は興奮している!
マスタング抜きでもホークアイは存在する。しかも主人公らと同じ「錬金術師の子」。そしてそれは、もしかしたらニーナにも通じる立場で。
だから私は楽しみです!マスタングが焔の錬金術を手に入れた過程と同じく、ホークアイが錬金術とどう関わりがあるのかに興味があります。エドとアルと、そして物語にとって、彼女は何なのか、に。
次号ガンガンまであと10日!
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「考えることを止めたら死ぬ」
錬金術師の業の深さ。
エドは常に考えている。ハガレンは常に考えて進む物語だ。
ハガレンはアクションシーンに台詞が多い、という記事を今度別立てで書こうと思ってます。つまり、いつも考えているんだ、エドもアルも。
真理を追い求めることを止めたら錬金術師は終わりだ。
何て厳しい世界だろう。
だからイズミは、錬金術師として生きているイズミは、今なお考えつづけているんだ。真理を見、子を失い、平和に肉屋の女房をやっている今でさえ、真理を追い求めることを止めてはいない。
そして真理を追い求め、あまつさえ戦いを挑もうとしているエドとアルは、だから生きているんだ。錬金術師として最高の状態で生きている。皮肉なことに?いいや、必然として。
最も心に残る台詞。
「やらない善よりやる偽善だ」
もうね。
打ちのめされましたよ。
あの。
このブログでは自分語りをしない、というマイルールを決めているのですが。
ちょっと、揺らぎまして。
以下、鋼と関係ない話題。ごめん。
例えば募金。
哀れな人に心から同情して全き善意で差し出す1000円と、自分もイイコトしてる気分味わいたくて差し出す1000円と。どちらの価値が高いかというと。
実は1000円は1000円の価値しか無いんだとか。
例えイイコトしてる気分の1000円であっても、1000円分の人助けになるのだとか。
でも実はその募金団体の維持管理に400円は使われているのだとか。
それでも600円はやっぱり役にたつのだとか。
そういうことを、考えさせられる、台詞でした。関係ない話題終わり。
「正の感情を集めて世界を正の流れにすることもできる」
これもね。
くそう。死ぬと分かっているキャラにばかり良い台詞吐かせやがってチクショウ!って思いましたよ。ああ、酷い。荒川弘は酷すぎる。
理屈っぽい台詞だけど、綺麗事にも思えるけれど。
これは、本当のことだ。漫画じゃなくて。
軍人にイシュバール人がいたというのも、重かった。
重い、つか、きつい。しょせん、たかが漫画の空想世界だ、と割り切る壁を裂いて突きつけられる「戦争」。描いてる荒川さんはもっときついんだろうなあと。ぐっと腹くくって、このネーム切ったんだろうなあと。
さて、再び、たかが漫画の空想世界に戻ります。
今月号で、ホークアイの、物語り上の重要度がむちゃくちゃ上がりましたよね!
マスタングの師匠の娘、ということは。
錬金術に関わる人間。
驚いた!!
彼女もまた、鋼の「錬金術師」という物語の根底に立つキャラなんだ・・・!
私、ナメてたよ。ホークアイを。ただマスタングの盟友なのだと思ってた。例えばヒューズと同じ場所に立ってるんだと思ってた。違った。
「例えそれが泥の河だとしても」
彼女にはこの台詞を言う権利があったんだ。
「それ」は、単に軍に籍を置くことでは無く。
錬金術の、真理の道を歩むこと。それをも指して「泥の河」と、言ったんだ・・・。
「鋼の錬金術師」誕生の場に、ホークアイもいたということは。(鋼の錬金術師が生まれたのは試験会場でも辞令を受けた司令部でもなく、エドの眼に焔が点いた、あの場所だ)
彼女もまた「鋼の錬金術師」という物語を最後まで見守る立場なのかなあ、と考えたこともあったけど。その時はそんな風に思えなかった。マスタングの付属品?つまんないな、って感じた。
だから。
彼女が錬金術師の娘と分かって。ものすごく、私は興奮している!
マスタング抜きでもホークアイは存在する。しかも主人公らと同じ「錬金術師の子」。そしてそれは、もしかしたらニーナにも通じる立場で。
だから私は楽しみです!マスタングが焔の錬金術を手に入れた過程と同じく、ホークアイが錬金術とどう関わりがあるのかに興味があります。エドとアルと、そして物語にとって、彼女は何なのか、に。
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