赤カブ不動産屋の独り言

 赤かぶを作り、漬けて30余年。今年は焼畑は止めて漬けるだけ。
 不動産や広告で起業して10年になります。助けられて。

昨日「中国化する日本」を読み終わりました

2012-07-09 14:54:09 | 日記
 上海に在住のТさんかの推薦の本。
 結論は日本社会のあり方が中国社会のあり方に似てくる事を「中国化する日本と題したんです  ね。与那覇潤著
 
 
 唐までの中国と全く異なるシステムを導入したのが宋朝。
 所謂グローバル化が宋朝から始まり、現代に至るまで全世界でも続いていると言うのだ。
 日本を除きね。
 反面は日本は平安時代に中国化に傾いたが、取り入れず江戸時代は250年もの繁栄の時代を続け たと。江戸時代末期になりますとシステム疲労で、維新へ。
 明治は中国化に向かい、又江戸時代化に向かうなど繰り返しながら、現代は中国化に向かってい ると言うのです。
 
 では宋朝の唐とは異なる社会の仕組みとは。

 経済や社会を徹底的に自由化する代わりに、政治の秩序は一極支配によって維持する仕組みを作 った。
 科挙と言う官僚採用試験が採用され、貴族による世襲政治が廃止されたのですね。
 その上、役人は郡県制のもとでキャリアを積み、皇帝に歯向かはないよう、中央集権を徹底した のでしょう。市場は自由市場へ、そして貨幣の使用が行きわたるようにしたのです。

 皇帝以外の身分制や世襲性が撤廃され、移動の自由、職業選択の自由が行きわたる事になりまし たので、自由と機会の平等と言う事でしょうか。
 自由と言っても上手く行かなければ野垂れ死にでしょうから、セフテーネットの無い社会でしょ うか。超格差社会ですね。

 日本の文明江戸時代は、世襲や身分制はありますが、イエ、ムラで守られ何とか食べていける社 会だたんですね。イエに入れば食べていける。ムラで何かあれば面倒を見てくれる。
 幕府の力が衰えるにつれ、幕府のの決定を有力大名に相談したり、朝廷の意見を仰いだり。
 そこかに維新へ。中国化する明治の時代に入って行ったと。
 日本の今が中国化と江戸時代化の衝突なのだと。

 赤カブ不動産屋は媚中派でも嫌中国派でもありません。
 どちらかと言うと反中派でしようか。
 今回の本は冷静に、考えながら読んでみようと。

 冷静に今回の二冊を読んでみませんと、これから起こる事や対応が分かりませんからね。
 思いこみのナショナリズムは国を滅ぼす事になりませんか。
 色々と考える事が出来ました。

 今週もハラハラ、ドキドキの一週間になります。
 今週も宜しくお願い致します。
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コメント
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