赤カブ不動産屋の独り言

 赤かぶを作り、漬けて30余年。今年は焼畑は止めて漬けるだけ。
 不動産や広告で起業して10年になります。助けられて。

不愉快ですが現実と事実は直視しなければ

2012-07-01 21:45:35 | 日記
 「不愉快な現実」中国の大国化、米国の戦略転換 孫崎 享著
 冷静に考える機会になりました。

 赤カブ不動産屋も基本は中国は好きではありません。
 領土問題をはじめ政治、経済でも。
 反面、米国従属でも日本の繁栄は無いと思っていますが。
 日本では「日本は米国と緊密な関係を構築すれば繁栄がある」と信じ切られています。
 政治家、官僚、経済界、マスコミそして国民も。
 米国から後押しされませんと総理大臣にもなれませんし、意に添わなければ短命に終わるのは 良く知られていることでしょう。

 冷静に考えてみればこの20年、米国も中国も経済の発展があるのに、日本経済は横ばい。
 その間、中国のGDPは日本を抜いて世界第二位へ。
 不愉快ですが、着実に中国は米国と並ぶ大国へ。
 軍事的にも米国と肩を並べる軍事大国へ。

 このような東アジアの状況で日本が取るべき戦略のことがかかれています。
 著者も言うように、「中国が大国になる。米国に依存するだけでは日本の安定と繁栄がある訳 ではない。日本は過去150年と異なった戦略を出す必要がある」と力説しても多くの国民の耳 には届かないと。

 考えてみればオバマ大統領になり、中国重視の政策に転換もされていますし、米国民も日本重  視より、中国重視になっているようです。
 確実に日本を取り巻く環境は変わっているのにその現実を直視せず、中国は質が悪いだの、独 裁だの、嫌な理由や大国になれない理由を幾らでも出す事が出来ますが。

 ここで客観的事実から自問自答してみます。
 尖閣列島が中国から軍事的に実効支配されたら、米軍は軍事介入するのでしょうか。
 北方4島はポツダム宣言の受諾に、サンフランシスコ講和条約に何と書かれていて、誰がそれ を容認したのでしょうか。
 石原都知事は尖閣列島の問題を解決できるのでしょうか。

 赤カブ不動産屋も日本人で、ナショナリズムを持っています。
 尖閣列島、北方領土、竹島問題でも日本固有の領土だと信じていますが、犬の遠吠えみたいで は何も解決しないということでしょう。石原都知事も何の解決も出来はしません。米国も中立 な立場を取っていますから。

 ともあれ、言いたい事は今東アジアで起こっているパラダイムの大変化、日本に不利な変化が 起こっている時に、日本が生きる道を模索し戦略を持たなければならないということです。
 
 答えは有りませんが、そんな事を考える機会になったと思いますが。
 一冊目読んでみた感想です。
 明日から仕事もがんばりませんと。
 応援のほどよろしくお願い致します。

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コメント
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