超音波システム研究所

超音波の新しい利用に関するブログです

超音波プローブによる、スイープ発振システム

2024-07-31 18:35:48 | 超音波システム研究所2011
超音波システム研究所は、
オリジナル超音波プロ-ブの製造技術を応用・発展しています。
プローブの音響特性に基づいた、発振制御技術による
表面弾性波の非線形振動現象をコントロールする技術を開発し、
各種超音波の利用技術としてコンサルティング対応しています。



ポイントは、超音波伝搬部の最適化(注)です。

注:表面残留応力の緩和・均一化処理・・により
  安定した超音波発振制御が実現可能になります

発振制御条件の設定技術
1)装置・機器の振動モードに対応した、発振波形の設定
2)装置・機器の振動モードに対応した、スイープ条件の設定
3)装置・機器の振動モードに対応した、出力レベルのの設定

そのために、
オリジナルプローブの超音波伝搬特性の動作確認
(音圧レベル、周波数範囲、非線形性、・・ダイナミック特性)による、
超音波伝搬状態に関する特性評価が重要です。

特に、複雑に変化する超音波の振動現象について、
時系列の音圧データに基づいた応答特性の解析・評価が必要です。

接続状態と応答特性から、
音圧レベル・周波数・非線形性の利用範囲を調整します。

現状では、以下の範囲について対応可能となっています。

超音波プローブ:概略仕様
 測定範囲 0.01Hz~200MHz
 発振範囲 1.0kHz~25MHz
 伝搬範囲 0.5kHz~700MHz以上
 材質 ステンレス、LCP樹脂、シリコン、テフロン、ガラス・・・
 発振機器 例 ファンクションジェネレータ

標準的な使用事例
2種類の非線形共振型超音波発振制御プローブによる、
スイープ発振、パルス発振の発振条件の設定により
高い音圧レベルの共振現象と、
高調波の発生現象(10次以上の非線形現象)による、
100MHz以上の高周波伝搬状態を、ダイナミック制御します。




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