超音波システム研究所

超音波の新しい利用に関するブログです

超音波プローブの超音波伝搬特性を確認する実験(圧電素子の表面調整技術 ultrasonic-labo)

2022-09-15 14:47:08 | 超音波システム研究所2011
超音波プローブの超音波伝搬特性を確認する実験(圧電素子の表面調整技術 ultrasonic-labo)


超音波システム研究所は、
超音波システム(音圧測定、発振制御)を利用した、
超音波の伝搬状態に関する、測定・解析・評価実績に基づいて
超音波素子(圧電素子)の超音波伝搬特性を調整する技術を開発しました。

超音波素子(圧電素子)の表面弾性波を目的に合わせて利用するために、
素子表面に対して、特殊な表面処理を行います。

伝搬する超音波の音圧レベル・周波数範囲について調整可能にしています。

超音波(発振制御)と表面弾性波の組み合わせによる
 ダイナミックな超音波伝搬制御を実現したことで、
 音圧データの解析による特性から調整技術に発展しました。

ポイントは
 表面弾性波による非線形現象を
 効率の高い状態で制御可能にする
 発振条件の最適化設定(波形・出力・周波数・変化・・・)です。

上記の具体的な技術として
 水槽・治工具・・・と超音波の相互作用による
 非線形現象(バイスペクトル)を
 目的(洗浄、攪拌、加工、溶接、表面処理、応力緩和処理、検査・・)
 に合わせて制御する、システム技術をコンサルティング対応しています。

100MHz以上の範囲で、
 超音波の伝搬状態の測定・解析技術を利用した結果、
 1)50次以上の高調波は、伝搬状態に合せて大きく変化すること
 2)20kHz以下の共振現象と非線形現象が繰り返し発生すること
 3)素子形状・構造による共振現象が発生すること
 ・・・を確認・解析・評価することで、
 超音波伝搬特性を調整可能になりました。

超音波システム全体の音響特性を
 (測定・解析・評価)確認して
 発振制御条件を調整設定することで、
 様々な応用に発展しています



この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 超音波システム(音圧測定解... | トップ | 抽象数学における、スペクト... »