時鳥れぽーと

このレポートは情報提供の一環であり、投資勧誘を目的に作成していません。最終的な投資判断は、ご自身の判断でお願いします。

2/15 デイリーレポート

2007年02月15日 16時39分15秒 | デイリーレポート
・貴金属
 NY金は、バーナンキFRB議長の証言の内容によってドル安になった事を受け、年初来の高値を更新し4月限3.5ドル高の672ドルで引けた。
 東京市場の金は、NY市場が続伸したものの円高を受けた利食い売りで反落し、先限12月限は2,606円で始まり、その後も為替が120円を割る円高に進行したことから先限12月が2,592円まで下落した。その後押し目買いなどで値を戻し、先限12月は2,603円と下げ幅を縮小して終了。

・穀物
 シカゴ大豆は、月間圧砕高が事前予想平均を下回った事や、原油相場の下落が嫌気され、3月限は前月比4.50セント安の750.50セントで引けた。
 東京市場のNon-GMO大豆は、外電安と円高などで、前日比マイナス560円安の48,840円で始まった後押し目買いなどで値を戻したが、大引けで石油製品などが急落したことなどから、地合いを緩めて前日比マイナス630円安の48,750円で終了。

 シカゴコーンは、小麦・原油安を嫌気され軟調に推移し3月限は前月比マイナス2.75セント安の408.25セントで引けた。
 東京市場のとうもろこしは、納会日を迎え当限の前場2節に24,680円と前日から740円の急落となったが、前3の納会値は25,200円と520円に値を戻し25,000円台を維持した。先限も寄り付き27,700円と安寄りしたが、夜間高などにより値を戻したが大引けは利食いなどで先限2月限は前月比170円安の27,830円で終了。

・ 石油
NY原油は、ヒーティングオイルの在庫が予想されたほど減少しなかった事や、冬の需要シーズンの終了が意識され急落を受け追随する格好となり下落した。3月限マイナス1.06ドル安の58.00ドルで引けた。
東京市場も3品ともに寄り付き値は700円ないし900円ほど下落して始まった。その後ファンド筋と思われる売りが3品ともに先行し、灯油は期先5本までストップ安まで売られその後手仕舞い買いなどが出て下げ幅を縮小し、ガソリンは先限1,240円安の58,270円、灯油はマイナス1,520円安の53,860円で終了。

2/14 デイリーレポート

2007年02月14日 16時41分56秒 | デイリーレポート
・貴金属
NY市場の金は米貿易赤字の拡大でドル安が加速したことや原油高をはやして、昨日の高値(673.5ドル)を上回った。だが、ドル安一服による利食い売りでマイナスに転落したが時間外取引の安値に届かず、プラスサイドに切り返し、3月限は前日比から1.2ドル高の668.5ドルで終了した。
東京市場の金は外電高により6円高の2,615円で寄り付いた後、午前中は現物価格高により小幅高で終了し、午後も地合いを強め前日比15円高の2,624円で終了。

・穀物
シカゴ市場の大豆は作付面積の減少観測やテクニカルな強気感、原油や金、コーンや小麦の上昇が支援材料となり、ファンド筋のテクニカル買いにより、年初来高値(757.00セント)に接近し、3月限は前日比から9.75セント高の755.00セントで終了した。
東京市場のNon-GMO大豆は寄り付き一代の高値を付けた後(49,570円)利食い売りなどで上げ幅を縮小したが後場2より押し目買いなどで上昇し大引け値は前日比先限600円高の49,380円で終了した。

シカゴ市場のコーンは昨日の安値(403.00セント)を維持して戻り歩調となった後、強気の需給見通しと原油や金の上昇をはやしたテクニカル買いで先週の高値(409.75セント)を上回り、1月19日以来の高値(411.75セント)に上昇し、3月限は前日比から6.25セント高の411.00セントで終了した。
東京市場のとうもろこしは前場2節に28,040円と先月1月24日の一代高値と同値につけた後、Non-GMO大豆と同様に利食い売りに値を下げた後、大引けは先限大台の28,000円を回復して終了した。

・ 石油
NY原油は急反落した昨日の反動となる中、国際エネルギー機関(IEA)による世界原油需要見通しの上方修正や週間在庫統計に対する期待感などから、値を急速に切り返し、3月限は前日比から1.25ドル高の59.06ドルで終了した。
東京市場の石油製品は外電高により、ガソリン先限は600円高の59,620円、灯油先限は400円高の55,480円で始まり、その後は商い閑散な状態が続き値動きも少なくガソリン先限59,510円、灯油55,380円とも寄り付き値段より100円下げて終了。


2/13 デイリーレポート

2007年02月13日 17時19分33秒 | デイリーレポート
・貴金属
 9日のNY金は原油が再び60ドルを載せたことなどで、ファンド筋が買い越しを拡大させて上昇した(前日比から9.5ドル高)。12日はドル高や原油安などで反落し、2日間で4月限は4.5ドル高の667.3ドルで終了した。
 東京市場の金は外電高により8円高の2,602円で寄り付いた後、現物価格高により、先限は前日比から15円高の2,609円で終了した。

・穀物
 9日のシカゴ市場の大豆は作付面積の減少観測などで上昇したが、12日のシカゴ市場ではファンド筋の買い越しが過去最高に拡大したことや原油相場の下落が圧迫となって下落し、2日間では1.5セント高の745.25セントで終了した。
 東京市場のNon-GMO大豆は週末の修正安のために350円安の47,980円で寄り付いた。
 午前中はほぼ変わらずで推移し、午後は夜間取引が小幅高であることや期近がストップ高に張り付いたことで押し目買いにより、先限は寄り付きから800円高の48,780円で終了した。

 9日のシカゴ市場のコーンは期末在庫の据え置きなどからテクニカルの買いで上昇したが、12日のシカゴは材料難の中、他の商品安などで売られ、2日間で5セント高の404.75セントで終了した。
 東京市場のとうもろこしは外電高により80円高の27,350円で始まり、午前はほぼ変わらずで推移したが、午後は夜間取引が小幅高であることや大豆の上昇によって押し目買いにより、先限は前日比から400円高の27,670円で終了した。

・石油
 9日のNY原油は米油田の火災や米国とイランの緊張の高まりで続伸したが、12日では来月の石油輸出国機構 (OPEC)総会での生産枠据え置き発言が続いたこと、チャート上での短期的な上げすぎ感などを背景に利益確定を進める動きなどによって急反落し、2日間で3月限は1.9ドル安の57.81ドルで終了した。
 東京市場の石油製品は外電安により、ガソリン先限は940円安の59,880円、灯油先限は900円安の55,980円で始まり、午後にかけて地合いをさらに弱め、手仕舞い売りなどが出たことにより、ガソリン先限は前日比から1,800円安の59,020円で終了し、灯油先限は前日比から1,800円安の55,080円で両銘柄ともにストップ安で終了した。

2/9 ウイークリーレポート

2007年02月13日 09時38分07秒 | ウイークリーレポート

 本日は、東京Non-GMO大豆の動きについて記した。

 先週の動向は、東京Non-GMO大豆は東京とうもろこしと比べて、割安なことからNon-GMO大豆は人気が付いた形となり、一週間は上昇トレンドに入って、堅調に推移した。

 これまで、コーンはエタノールの需要の拡大見通しにより、とうもろこしがNon-GMO大豆を引っ張る形でとうもろこしの値段は上昇していたが、作付面積を大豆からコーンへシフトする見通しにより、大豆の作付面積が減少するだろうとの観測から、大豆が買われた。
 大豆の収穫が減少見通しを受けて、大豆が堅調にするだろうとの思惑などで、大型ファンドなどが大量なコーンの買いを手仕舞って大豆の方に乗り換えて、買いをシフトしている。

 それらを背景に、チャート面でも買いやすい状態であると伺えられることから、大衆人気の買いなどにより、今後もまだまだ押し目買い人気が継続すると思われる。

 結果、先週5日の期先寄り付き値は46,370円から始まり、9日の期先は47,720円で終了し、東京Non-GMO大豆の2/2~2/9の引け値は△2,760円であった。

2/9 デイリーレポート

2007年02月09日 17時08分21秒 | デイリーレポート

・貴金属
 NY市場の金はドル高を嫌気して昨日の安値(656.4ドル)を下回ったが、ドルの急反落をはやした買いとイラン最高指導者の米国に対する強硬発言が支援材料となり、昨日の高値(662.0ドル)を突破し、4月限は前日比から5.5ドル高の662.8ドルで終了した。
 東京市場の金は昨年5月の最高値と同じく30円高の2,587円で寄り付いた後、大衆人気などの買いが膨らんで出来高を11万台までいき、大商いで先限は前日比から37円高の2,594円で終了した。

・穀物
 シカゴ市場の大豆は時間外取引で昨日後半の弱基調を引き継いだ売りにより下落したが、昨日の安値(737.00セント)を維持したことや週間輸出成約高が事前予想を上回ったこと・期末在庫の引き下げが予想されることなどから反発に転じた後、3月限は前日比から2.75セント高の743.75セントで終了した。
 東京市場のNon-GMO大豆は外電高により380円高の47,720円で始まり、午前中は夜間取引高だったが、ほぼ変わらずで推移した。午後からは期近がストップ高に付いたことを背景に期先もつられて値を上げていき、先限は昨日から990円高の48,330円で終了した。

 シカゴ市場のコーンは過去2日間の急落で売り過剰感が台頭し、押し目買いが先行した。週間輸出成約高が前週を上回ったことや大豆の上昇がはやされ、需給報告を明日に控えた買い戻しが優勢となり、3月限は前日比から7.50セント高の399.75セントで終了した。
 東京市場のとうもろこしは外電高と円安、他の商品高(金など)により、寄り付きは上げ幅を拡大して340円高の27,290円で始まり、大引けにかけて高値圏で推移し、先限は前日比から320円高の27,270円で終了した。

・石油
 NY市場の原油は週間米天然ガス在庫が予想以上に減少したことに対する反応は限られたが、チャート面から下値が支えられるなか、依然として米北東部地域の気温低下見通しで先行きの需要増加・在庫減少期待などにより、ヒーティングオイル相場が急速に値を回復したことに追随し大幅に上値に切り上げ、3月限は前日比から2.00ドル高の59.71ドルで終了した。
 東京市場の石油製品は外電高により、ガソリン先限は1,440円高の60,640円、灯油先限は1,220円の56,300円で始まり、夜間取引が節目の60ドルを突破したことから、買い人気が先行したことにより、両銘柄ともに寄り付きから値を上げていき、ガソリン先限は昨日から1,760円高の60,820円でストップ高近くで終了し、灯油先限は昨日から1,800円高の56,880円でストップ高で終了した。