時鳥れぽーと

このレポートは情報提供の一環であり、投資勧誘を目的に作成していません。最終的な投資判断は、ご自身の判断でお願いします。

2/9 デイリーレポート

2007年02月09日 17時08分21秒 | デイリーレポート

・貴金属
 NY市場の金はドル高を嫌気して昨日の安値(656.4ドル)を下回ったが、ドルの急反落をはやした買いとイラン最高指導者の米国に対する強硬発言が支援材料となり、昨日の高値(662.0ドル)を突破し、4月限は前日比から5.5ドル高の662.8ドルで終了した。
 東京市場の金は昨年5月の最高値と同じく30円高の2,587円で寄り付いた後、大衆人気などの買いが膨らんで出来高を11万台までいき、大商いで先限は前日比から37円高の2,594円で終了した。

・穀物
 シカゴ市場の大豆は時間外取引で昨日後半の弱基調を引き継いだ売りにより下落したが、昨日の安値(737.00セント)を維持したことや週間輸出成約高が事前予想を上回ったこと・期末在庫の引き下げが予想されることなどから反発に転じた後、3月限は前日比から2.75セント高の743.75セントで終了した。
 東京市場のNon-GMO大豆は外電高により380円高の47,720円で始まり、午前中は夜間取引高だったが、ほぼ変わらずで推移した。午後からは期近がストップ高に付いたことを背景に期先もつられて値を上げていき、先限は昨日から990円高の48,330円で終了した。

 シカゴ市場のコーンは過去2日間の急落で売り過剰感が台頭し、押し目買いが先行した。週間輸出成約高が前週を上回ったことや大豆の上昇がはやされ、需給報告を明日に控えた買い戻しが優勢となり、3月限は前日比から7.50セント高の399.75セントで終了した。
 東京市場のとうもろこしは外電高と円安、他の商品高(金など)により、寄り付きは上げ幅を拡大して340円高の27,290円で始まり、大引けにかけて高値圏で推移し、先限は前日比から320円高の27,270円で終了した。

・石油
 NY市場の原油は週間米天然ガス在庫が予想以上に減少したことに対する反応は限られたが、チャート面から下値が支えられるなか、依然として米北東部地域の気温低下見通しで先行きの需要増加・在庫減少期待などにより、ヒーティングオイル相場が急速に値を回復したことに追随し大幅に上値に切り上げ、3月限は前日比から2.00ドル高の59.71ドルで終了した。
 東京市場の石油製品は外電高により、ガソリン先限は1,440円高の60,640円、灯油先限は1,220円の56,300円で始まり、夜間取引が節目の60ドルを突破したことから、買い人気が先行したことにより、両銘柄ともに寄り付きから値を上げていき、ガソリン先限は昨日から1,760円高の60,820円でストップ高近くで終了し、灯油先限は昨日から1,800円高の56,880円でストップ高で終了した。