時鳥れぽーと

このレポートは情報提供の一環であり、投資勧誘を目的に作成していません。最終的な投資判断は、ご自身の判断でお願いします。

2/19 デイリーレポート

2007年02月19日 17時08分51秒 | デイリーレポート

・貴金属
 NY市場の金はドル高を嫌気してマイナスサイドに転落したが、昨日の安値(665.5ドル)を維持した後、原油高をはやしてプラスに切り返し、4月限は前日比から1.4ドル高の672.8ドルで終了した。
 東京市場の金の寄り付きは前日比とほぼ変わらずの1円高の2,585円で始まり、現物価格高や他の商品高(石油製品など)も一因となり、大衆の買い人気が強まったことで値を上げていき、先限は寄り付きから21円高の2,606円で終了した。

・穀物
 シカゴ市場の大豆は週間輸出検証高が事前予想より下回ったことからマイナスに転落したが、コーン・原油の上昇やブラジル北部の多雨により中国が産地指定をブラジル産から米国産に変更との噂がはやされ、テクニカル買いにより一代高値(768.50セント)を更新し、3月限は前日比から8.25セント高の767.00セントで終了した。
 東京市場のNon-GMO大豆は週末のコーンのストップ安に追随して安く引けたが、本日の外電高と週末による修正などにより、先限は1,000円高の49,350円のストップ高で始まった。その後も買い注文が継続したことにより、先限は前日比から1,000円高の49,350円のままストップ高で終了した。

 シカゴ市場のコーンは週間輸出検証高が事前予想を上回ったことや作付期に平年を上回る雨量が予報されたこと、原油高や3連休を控えた売り方の買い戻しなどにより、1ヶ月ぶりの高値(418.00セント)まで値を急伸し、3月限は前日比から9.50セント高の47.00セントで終了した。
 東京市場のとうもろこしは週末のストップ安(テクニカル的な売り)で大幅に下落して終了したが、大豆同様に本日の外電高と反動により先限は750円高の28,170円のストップ高で始まり、道中はストップが外れたが、大引けでの先限は前日比から750円高の28,170円でストップ高で終了した。

・石油
 NY原油は3連休を控えた買い戻しなどに支えられる中、米領事館がナイジェリアの産油地帯での武装抵抗勢力による攻撃拡大を警告したことなども一因となり、4月限は1.40ドル高の59.39ドルで終了した。
 東京市場の石油製品は外電高により、ガソリン先限は630円高の58,120円、灯油先限は640円高の53,460円で始まった。他の商品高も一因となる中、地政学リスク(国連安全保障理事会が対イラン制裁決議の期限が迫っていることなど)により地合いを強くして、ガソリン先限は前日比から1,350円高の58,840円、灯油先限は前日比から1,510円高の54,330円で若干上げ幅を縮小して終了した。