時鳥れぽーと

このレポートは情報提供の一環であり、投資勧誘を目的に作成していません。最終的な投資判断は、ご自身の判断でお願いします。

2/8 デイリーレポート

2007年02月08日 17時02分10秒 | デイリーレポート

・貴金属
 NY市場の金はドル安(ユーロに対して)や原油相場の上昇をはやしてプラスに切り返したが、原油が急反落に転じたことが嫌気されてマイナスサイドに転落し、4月限は前日比から1.4ドル安の657.3ドルで終了した。
 東京市場の金は外電安により3円安の2,550円で寄り付いた後、現物価格高により、12月限は前日比から4円高の2,557円になり、そのまま値動きが少なく終了した。

・穀物
 シカゴ市場の大豆は作付面積の大幅減少観測を背景としたテクニカル買いが優勢となり、一代高値(748.25セント)を更新したが、コーンの下落などを嫌気した戻り売りが優勢になり高値から下押され、3月限は前日比から2.25セント高の741.00セントで上げ幅を縮小して終了した。
 東京市場のNon-GMO大豆は円高により160円安の46,930円で始まり、午前中は、ほぼ変わらずで推移した。午後からは作付問題が重視されたことなどから押し目買いが入り、先限は昨日から250円高の47,340円で終了した。

 シカゴ市場のコーンは当業者の買い唱えや大豆の一代高値更新でプラスに切り返したが、新規の支援材料がないことなどにより、投機筋の手仕舞い売りなどが優勢となり、3月限は前日比から4.25セント安の392.25セントで終了し、先週の安値(394.50セント)を下回った。
 東京市場のとうもろこしは外電安により、寄り付きは200円安の26,810円で始まり、午前中はほぼ変わらずで推移した。午後からは大豆の上昇につられて、先限は寄り付きから140円値を戻して 26,950円で終了した。

・石油
 NY市場の原油は米エネルギー情報局(EIA)から発表された週間在庫統計で原油在庫の予想外の減少と留出油在庫の減少幅が予想を上回ったことが好感されたが、3営業日続けて60ドルの節目を突破出来なかったことが嫌気される中、利益確定を進める動きなどの手仕舞い売りにより、3月限は前日比から1.17ドル安の57.71ドルで下げ幅を拡大して終了した。
 東京市場の石油製品は外電安を受けて手仕舞い売りなどが入ったことにより、ガソリン先限は690円安の58,370円、灯油先限は700円安の54,430円で安く始まり、原油在庫の減少などを背景にファンドなどの押し目買いが入り、午後から値を戻し、ガソリン先限は昨日と変わらず59,060円で終了し、灯油先限は昨日から50円安の55,080円で終了した。