時鳥れぽーと

このレポートは情報提供の一環であり、投資勧誘を目的に作成していません。最終的な投資判断は、ご自身の判断でお願いします。

2/23 デイリーレポート

2007年02月23日 17時12分56秒 | デイリーレポート

・貴金属
 NY市場の金は原油安と昨日の急騰に対する利食い売りが先行して下落したが、原油の反発やドル安によりプラスサイドに切り返したが、ファンドの静観したことにより利食い売りによって、4月限は1.0ドル安の68.30ドルで終了した。
 東京市場の金先限は昨日のストップ高60円で終了したが、換算値すると80円高ぐらいだったことから本日の寄り付きは17円高の2,652円で始まった後、現物価格の下落などにより2,645円まで値を下げた。その後、石油製品高などを背景に買われて2,657円まで値を戻した後、週末前による利食い売りなどが出たことによって上げ幅を縮小して、寄り付きから5円高の2,657円で終了した。

・穀物
 シカゴ市場のコーンはファンド筋の総取組の増加が継続し、ファンドの買い越し拡大が見られることや原油高、作付期に多雨が懸念されることにより、ファンド筋の押し目買いで一代高値(448.50セント)を更新し、5月限は8.50セント高の447.50セントで終了した。
 東京とうもろこし先限は外電の大幅高などを背景に手仕舞い買いが先行したことで430円高の29,050円で急騰して始まった後、夜間取引の下落や昨日の上げすぎ感による修正と週末前の利食い売りで28,820円まで値を下げた。後場は大衆による押し目買いなどが入ったことにより安値から値を戻していき、前日比から320円高の28,940円で終了した。

 シカゴ市場の大豆は原油やコーンの上昇に追随したことと1月の月間大豆圧砕高が事前予想を上回ったことにより、一代高値(807.75セント)を更新した。その後、連日の高値更新で買いすぎ感により利食い売りが先行して、5月限は2.50セント高の800.50セントで終了した。
 東京市場のNon-GMO大豆先限は外電高により150円高の51,000円で始まった後、利食い売りなどで、前日からマイナスサイドで前場は引けた。後場はとうもろこし高に追随し、大衆の押し目買いなどが入ったことにより値を上げていき、先限は前日比から250円高の51,100円で終了した。

・石油
 NY原油は、米エネルギー情報局(EIA)発表による週間在庫統計で石油製品在庫の大幅減少により上昇したが昨日の高値を抜くことが出来ず下押しとなったが、米製油所の供給障害などにより、先行きの供給不安を背景に61.25ドルまで上昇し、4月限は0.88ドル高の60.95ドルで終了した。
 東京市場の石油製品先限は外電高や昨日の強い地合いを継続し買われたことで、ガソリン先限は760円高の59,800円、灯油先限は1,300円高の56,050円で始まった後、夜間取引高(石油製品)やファンド筋の買いなどが入ったことにより、ストップ高で午前中は引けた。
 午後からは、夜間取引の下落や週末前の手仕舞い売りなどによりガソリンはストップ高が外れ、上げ幅を縮小して寄り付きから950円高の60,750円で終了し、灯油は前日比から1,800円高の56,550円のストップ高で終了した。