時鳥れぽーと

このレポートは情報提供の一環であり、投資勧誘を目的に作成していません。最終的な投資判断は、ご自身の判断でお願いします。

2/22 デイリーレポート

2007年02月22日 17時19分03秒 | デイリーレポート

・貴金属
 NY市場の金は原油の反落やドル高により時間外取引は660.5ドルまで転落したが、インフレ上昇や原油高による買いでプラスサイドに切り返した後、ファンド筋の買いにより、売り方に買い戻しを迫ったことで急騰したことにより年初来高値(686.4ドル)を更新し、4月限は前日比から23.0ドル高の684.0ドルで終了した。
 東京市場の金先限の寄り付きは外電高と円安や他の商品高などにより買われたことで、60円高の2,635円のストップ高で始まった後、売り物が少なく、買いが一色となり、大引けにかけてストップ高が外れることなく推移し、先限は寄り付きと変わらずで終了した。

・穀物
 シカゴ市場の大豆は作付面積の減少観測により投機筋の買いや金・原油の急騰による買いで切り返したことで一代高値(804.75セント)を更新し、5月限は前日比から11.00セント高の798.00セントで終了し、コーンは原油・金が急騰し、商品が前面高になったことを受けてファンドの大口買いで一代高値(428.25セント)を更新し、3月限は前日比から11.00セント高の426.25セントで終了した。

 東京市場のNon-GMO大豆ととうもろこしは外電高と円安や他の商品高などにより買われたことで、Non-GMO大豆先限は1,000円高の50,850円のストップ高、とうもろこし先限は500円高の28,620円のストップ高で始まった後、売り物が少なく、買い一色となり、大引けにかけてストップ高が外れることなく推移し、両銘柄ともに先限は寄り付きと変わらずで終了した。

・石油
 NY原油は、冬季需要のヒーティングオイルから5月末頃からドライブシーズンで使用する改質ガソリンの乗り換えの思惑や米石油所の火災による供給障害を背景としたガソリン相場の上昇も一因となり、米国とイランによる地政学的リスクの高まりなども加わったことで期近は9日以来の水準へと値を伸ばしていき、4月限は前日比から1.22ドル高の60.07ドルで終了した。
 東京市場の石油製品は外電高と円安や他の商品などにより買われ、ガソリン先限は1,660円高の58,900円、灯油先限は1,620円高の54,570円で始まった後、夜間取引の下落などにより両銘柄とも小幅安となった後、他の商品がストップ高に張り付いていることを受けて両銘柄とも買いが先行し、灯油は売り物が少なく、買いが一色なことから、先限は前日比から1,800円の54,750円のストップ高で午前引けは終了した。
 午後からは、ガソリンは手仕舞い売りなどにより値を下げる動きが見られたが、灯油などのストップ高に追随してガソリンも大引け前にストップ高に張り付き、先限は前日比から1,800円高の59,040円のストップ高で終了し、灯油先限もストップ高が推移して終了した。