時鳥れぽーと

このレポートは情報提供の一環であり、投資勧誘を目的に作成していません。最終的な投資判断は、ご自身の判断でお願いします。

2/26 デイリーレポート

2007年02月26日 17時46分16秒 | デイリーレポート

・貴金属
 NY市場の金4月限は一昨日の急騰による修正により時間外取引は昨日の安値(684.7ドル)を下回った後、原油相場の戻りを背景に投機筋の押し目買いによりプラスサイドに切り返した。
 立会いはドルの急落やイランの核開発問題に関する懸念により、ファンド筋による買いで年初来高値(691.9ドル)を更新したが、週末を控えた手仕舞い売りが入ったことにより、4月限は3.7ドル高の686.7ドルで上げ幅を縮小して終了した。
 東京市場の金は当限が先週納会を迎えたことから、新甫限月2月限は外電高により2,692円と14円(12月限に対して)の上ザヤで始まり、現物価格高や石油製品高を背景に買いが先行して2,702円まで値を上げたが、石油製品の下落したことから高値から4円下げの2,698円で上げ幅を縮小して終了した。

・穀物
 シカゴ市場のコーン5月限は利食い売りにより時間外取引は下落したが、投機筋による押し目買いでプラスサイドに切り返した。その後、買いすぎによる戻り売りや週末を控えた手仕舞い売りが先行したことでプラスを維持出来ずに5月限は5.00セント安の442.50セントで終了した。
 東京とうもろこし先限は外電安や円高などを背景に寄り付きは100円安の28,840円で始まった後、前場は夜間取引高などにより押し目買いなどが先行して大幅に値を上げていき、道中に利食い売りなどが入ったことで29,230円まで値を下げる場面も見られたが、大引けでは先限は寄り付きから490円高の29,330円で新高値を更新して終了した。

 シカゴ市場の大豆5月限は利食い売りにより時間外取引は昨日の安値(796.25セント)まで至らなかったことを背景に値を持ち直した。立会いは週間輸出成約高が事前予想を上回ったことで上昇したが、買いすぎ感による戻り売りやファンドの売りで795.50セントまで下落した後、当業者による押し目買いで803.25セントまで上昇した。しかし、週末を控えた手仕舞い売りが先行し、5月限は6.50セント安の794.00セントで昨日の安値を下回り終了した。
 東京市場のNon-GMO大豆の期近5限月は外電安や円高などにより軟調に始まったが、新甫限月2月限は強い地合いが継続していることから12月の寄り付き値段から1,060円高の52,070円の上ザヤで始まった後、夜間取引高やとうもろこし高を背景に買いが先行して値を上げて引けた。後場は上げすぎ感による修正などにより利食い売りなどが入ったことにより、52,520円まで値を下げていったが、とうもろこしが値を戻してきたことなどを背景に、大引けは値を上げて先限新甫2月限は680円高の52,750円で終了した。
・石油
 NY原油4月限は、週間在庫統計による石油製品在庫の急減、製油所による供給障害などによる先行きの供給不安の拡大や米国とイランの緊張の高まりなどが継続していることから61.80ドルまで上昇した。しかし、短期的な上げすぎ感や週末を控えた調整などにより60.50ドルまで大幅下落したが、下値支えの買いが入ったことによりプラスへ切り返し、4月限は0.19ドル高の61.14ドルで終了した。
 東京市場の石油製品は期近3月限が先週納会を迎えたことから、両銘柄ともに外電高と昨日の強い地合いなどを背景にガソリン新甫限月9月限は61,210円と260円(8月限と対して)の上ザヤ、灯油新甫限月9月限は58,600円の1,210円(8月限と対して)の上ザヤで始まった後、夜間取引高(石油製品)などを背景にファンドと日ばかりを中心とした買いが先行したことにより、両銘柄とも先限は300円~400円ほど上げて終了した。その後、午後も買いが継続したことによりガソリン新甫限月9月限は寄り付きから850円上げの62,060円、灯油新甫限月9月限は1,040円上げの59,640円まで上昇したが、高値からファンド筋の利食い売りなどが大量に出たことにより急激に値を下げていき、ガソリン新甫限月9月限は寄り付きとほぼ変わらずの10円安の61,200円で終了し、灯油新甫限月9月限は高値から780円安の58,860円で終了した。

2/26 ウイークリーレポート

2007年02月26日 09時31分53秒 | ウイークリーレポート

 本日は、東京Non-GMO大豆の動きについて記しました。

 強い地合いが継続している中、先週も大豆は需給面が好調なことやチャート面が上昇トレンドの中を背景に、大衆人気などが続いていることで堅調に推移しました。

 これまで同様の支援材料として作付面積を大豆からコーンへシフトする見通しやブラジル北部が降雨に見舞われて収穫に遅れが見られたことなどから、大口ファンドが買い建玉の拡大していたこと。
 さらにNY原油相場が節目の60ドル大台を突破したことやNY金相場でインフレの上昇などによる急騰も加わったことにより、この一週間のシカゴ相場の大豆は一代高値を3回更新し、東京市場でも上記の理由などにより新高値を更新しました。

 それらを背景に、需給面などで買いやすい状態が継続しているが、これまで同様に押し目買いで上昇する場面や、急激な上げすぎ感による大幅な修正も考えられます。

 結果、先週19日の先限寄り付き値はH49,350円から始まり、23日の先限は51,100円で終了し、東京Non-GMO大豆の2/16~2/23の引け値は△2,750円です。