時鳥れぽーと

このレポートは情報提供の一環であり、投資勧誘を目的に作成していません。最終的な投資判断は、ご自身の判断でお願いします。

2/13 デイリーレポート

2007年02月13日 17時19分33秒 | デイリーレポート
・貴金属
 9日のNY金は原油が再び60ドルを載せたことなどで、ファンド筋が買い越しを拡大させて上昇した(前日比から9.5ドル高)。12日はドル高や原油安などで反落し、2日間で4月限は4.5ドル高の667.3ドルで終了した。
 東京市場の金は外電高により8円高の2,602円で寄り付いた後、現物価格高により、先限は前日比から15円高の2,609円で終了した。

・穀物
 9日のシカゴ市場の大豆は作付面積の減少観測などで上昇したが、12日のシカゴ市場ではファンド筋の買い越しが過去最高に拡大したことや原油相場の下落が圧迫となって下落し、2日間では1.5セント高の745.25セントで終了した。
 東京市場のNon-GMO大豆は週末の修正安のために350円安の47,980円で寄り付いた。
 午前中はほぼ変わらずで推移し、午後は夜間取引が小幅高であることや期近がストップ高に張り付いたことで押し目買いにより、先限は寄り付きから800円高の48,780円で終了した。

 9日のシカゴ市場のコーンは期末在庫の据え置きなどからテクニカルの買いで上昇したが、12日のシカゴは材料難の中、他の商品安などで売られ、2日間で5セント高の404.75セントで終了した。
 東京市場のとうもろこしは外電高により80円高の27,350円で始まり、午前はほぼ変わらずで推移したが、午後は夜間取引が小幅高であることや大豆の上昇によって押し目買いにより、先限は前日比から400円高の27,670円で終了した。

・石油
 9日のNY原油は米油田の火災や米国とイランの緊張の高まりで続伸したが、12日では来月の石油輸出国機構 (OPEC)総会での生産枠据え置き発言が続いたこと、チャート上での短期的な上げすぎ感などを背景に利益確定を進める動きなどによって急反落し、2日間で3月限は1.9ドル安の57.81ドルで終了した。
 東京市場の石油製品は外電安により、ガソリン先限は940円安の59,880円、灯油先限は900円安の55,980円で始まり、午後にかけて地合いをさらに弱め、手仕舞い売りなどが出たことにより、ガソリン先限は前日比から1,800円安の59,020円で終了し、灯油先限は前日比から1,800円安の55,080円で両銘柄ともにストップ安で終了した。

2/9 ウイークリーレポート

2007年02月13日 09時38分07秒 | ウイークリーレポート

 本日は、東京Non-GMO大豆の動きについて記した。

 先週の動向は、東京Non-GMO大豆は東京とうもろこしと比べて、割安なことからNon-GMO大豆は人気が付いた形となり、一週間は上昇トレンドに入って、堅調に推移した。

 これまで、コーンはエタノールの需要の拡大見通しにより、とうもろこしがNon-GMO大豆を引っ張る形でとうもろこしの値段は上昇していたが、作付面積を大豆からコーンへシフトする見通しにより、大豆の作付面積が減少するだろうとの観測から、大豆が買われた。
 大豆の収穫が減少見通しを受けて、大豆が堅調にするだろうとの思惑などで、大型ファンドなどが大量なコーンの買いを手仕舞って大豆の方に乗り換えて、買いをシフトしている。

 それらを背景に、チャート面でも買いやすい状態であると伺えられることから、大衆人気の買いなどにより、今後もまだまだ押し目買い人気が継続すると思われる。

 結果、先週5日の期先寄り付き値は46,370円から始まり、9日の期先は47,720円で終了し、東京Non-GMO大豆の2/2~2/9の引け値は△2,760円であった。