在イタリア、ソムリエワインノートとイタリア映画評論、他つれづれ appunti di degustazione

ソムリエ 20年、イタリアワインのテイスティングノートと、なぜか突然のイタリア映画評論、日本酒、日本茶、突然アートも

Flos Oleri Tour in Rome by Marco Oreggia

2012-12-17 19:46:02 | オリーブ・オイル
フロス・オレイ -マルコ・オレッジャ氏によるオリーブオイル試飲会



マルコ・オレッジャ氏発行の本Flor Oleiの発表会、試飲会(オイルですが、飲むので試飲会です)がローマで行われた。
さすがマルコ、と思うのは、貧弱なことはしない。やるならやる、と、豪華にローマのど真ん中の高級ホテルで。そういえば、日本の某映画の某場面もここれ撮影されたなぁ。3日間の撮影は、300人以上が床に寝そべってばかりで(そういうストーリーだった)結構きつかった。

さて、試飲会。ベスト20を含む合計70社程度が参加。
ワインと違って残念なのは、たくさん飲めないこと。後が怖いので、興味があるところもちょっとパスして、まあまあ口直しにワインも飲んでみた。
ところで、オリーブオイルの試飲会と称して、パンにつけたオリーブオイルを試飲(試食)させるところが多く残念だが、ちゃんと小さなプラスチックコップが用意されていた。ただ、パンと水はあるが、リンゴがなかったのは残念。

オイルに関しては、尊敬する友人ササキ氏の話では、搾油技術が上がって、品種の特徴が失われているということだが、確かに賛成。
もちろん、良いものを作れば値段が高くても売れる、という意識を軸に、高品質のものを作るところが増えてきている。
以前は、品質以前に欠陥がないかどうかを探す、というか、欠陥があることが多く、これはなんの欠陥か、どうしてこうなるのか、と論議するのが普通だったというか、ある意味楽しかった。品質に関して普通に論議が出来るようになったということは飛躍だと思う。
また、流行は去ったのだろうが、デノッチョラート(種を取る)もじわっと増えてきている。以前のデノッチョラートは、どうしても軽めの印象があった。今はそんなことはなくなってきて、非常にきれい、透明感のある、そしてはっきりした味と香りのものになっている。

対してワインは。。。オリーブオイルを作るところの一緒の出展だったが、前夜に飲んだDarmagi2000との差があまりに激しかった。。。。

Flos Olei Tour in Rome
Un evento organizzato dal sig. Marco Oreggia per la presentazione del suo libro.
Credevo che ci fossero solo gli oli invece c’erano tanti prodotti alimentari di altissimo livello e dei vini.
Un’ottimo pomeriggio dell’enogastronomia.