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Belle’s bar

ピアニスト 矢野嘉子 yoshiko yano のBlog

2010.2.8「My Dear Pianists」鈴木良雄氏コンサート

2010-02-11 | ミュージック




                    ~美しい自然は美しい調和を生む~





*2010.2.8 「My Dear Pianists」鈴木良雄氏コンサート


2月18日の私のライヴで演奏していただく
ベーシストの鈴木良雄さんのコンサートが
2010.2.8に紀尾井ホールで開催されました。



これは、
音楽活動40周年記念アルバム
<My Dear Pianists>リリース記念ライヴコンサートで、
アコースティックホールで
ベースとピアノのDUOを4人のピアニストと
ベースが鈴木さんで演奏するという内容のものでした。

鈴木さんのオリジナル、
秋吉敏子さん、イサオササキさん、
バーンスタイン、ジョビンの曲を演奏。
それぞれのピアニスト達とのアンサンブル、
音世界の違いを堪能できました。




1.鈴木良雄&野力奏一
4曲、全部鈴木さんのオリジナル。
野力さんはピアニストとしても素晴らしいですが
アレンジャーとしても素晴らしく、
鈴木さんの曲のイメージをより豊かに広げてくれます。



2.鈴木良雄&山本剛
山本剛さんのピアノはとてもswingしていて
自然に体が動いていました。
「Kiss On The Wind」という鈴木さんのオリジナルで
爽やかなポップス系の楽曲があるのですが、
山本さんが弾くと、こういう弾き方があるんだ。と
目からウロコでした。




3.鈴木良雄&イサオササキ
イサオササキさんのオリジナルは
少しクラシカルな雰囲気があり、
楽曲に合わせて、鈴木さんもベースを変えていました。




4.鈴木良雄&秋吉敏子
秋吉敏子さんは登場した瞬間からオーラがあります。
でも、とってもいい人そうな感じもします。
演奏している時は
共演の鈴木さんを獲物を狙うような目で見ていて、
凄い気迫です。
彼女の演奏するビバップは、とても素敵です。
弾いているお姿はとても80歳とは思えない。
近くで聴けてホントに良かったです。感激しました。




ひとつの同じピアノなのに、
ピアニストによって描く世界は全く違っていました。
ピアノは小さなオーケストラでもあります。



鈴木さんの音楽性の幅の広さと
ベースの暖かさと同じ、人間性の暖かさで
これだけの素晴らしいピアニストが集まってきたのだな。と思います。


私はとってもいい席で聴けたので
ベースとピアノのバランスも良く、
鈴木さんのベースもかぶりつき状態で聴けて、
アコースティックの響きを堪能できる2時間半でした。


ジャズはアメリカで生まれた芸術でもあり、
自己を即興で表現できる素晴らしい芸術なんだと
しみじみと思いました。






鈴木良雄オフィシャルサイト
http://chin-suzuki.com/



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楽曲*All the things you are

2009-05-12 | ミュージック
                          (C)kotts

             Plays Serge Gainsbourg



楽曲*All the things you are


スタンダードナンバーの「All the things you are」
Serge Gainsbourgが名演を残しています。


****************************

こんな人でした。

「セルジュ・ゲンスブール(Serge Gainsbourg、1928年4月2日 - 1991年3月2日)
はフランスの作曲家、作詞家、歌手、映画監督、俳優である。
両親は帝政ロシア(現在のウクライナのハリコフ)出身のユダヤ人で、パリ生まれ。
幼名はリュシヤン・ギンスブルグ(Lucien Ginsburg)といった。
1958年にLe Poin?onneur des Lilas(『リラの門の切符切り』)でデビューして以来、
反体制的な作風で人気を博し1960年代の特に後半から1970年代にかけて
フランスのポピュラー音楽において中心的な役割を果たした。

作詞に特徴が強く、ダブル・ミーニングなどの言葉遊びを多用する。
また、ときにはメタファーを使って、ときには露骨に性的な内容を語った歌詞が多い。
俳優・歌手のジェーン・バーキンは3人目の妻であり、
俳優のシャルロット・ゲンスブールはバーキンとの間に儲けた娘である。
死後はその栄光をたたえて、ジャン=ポール・サルトル、シャルル・ボードレールなどの
著名人が数多く眠るモンパルナス墓地に葬られた。
(文章 ウィキペディアより)

では、
ジェーン バーキンと共演した
69 Annee Erotique
http://www.youtube.com/watch?v=-OP6iZWf8lM



****************************

さて、前置きが長くなりましたが、

Serge Gainsbourgは
デビューする前はパリのキャバレーで
ピアニストとして働いていました。
キャバレーといっても
昭和の時代に繁栄していた
日本のキャバレーとは趣が異なります。

ピアノでAll the things you areを弾いている
映像がありました。

実にいいです。
そして、
こういう人だから
こういう演奏をするのだな。と思います。
人となりが演奏に出ます。


All the things you are
http://www.youtube.com/watch?v=iSA8wIGaENA






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楽曲*So Nice

2008-11-01 | ミュージック


              ボサノバの名曲



*楽曲/So Nice (Summer Sumba)

作詞、作曲
Marcos Valle &Paulo Sergio Valle


まず、この曲を有名にしたAstrud Gilbertoの歌声
http://jp.youtube.com/watch?v=Qcu1bIwWVww




オルガニストWalter Wanderleyの演奏
http://jp.youtube.com/watch?v=c3yiSb6s3AY





Gilberto夫妻のお嬢さん Bebel Gilbertoの歌声
http://jp.youtube.com/watch?v=Dpcg5Pg4zHY





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Eric Clapton plays Blues

2008-07-03 | ミュージック



           Sessions for Robert Johnson



*Eric Clapton plays Blues

エリック クラプトンが
私の好きなブルースマン、
Robert Johnsonの
ナンバーを演奏している映像を
You Tubeで発見しました。


(画像は アルバム
「King of the Delta Blues Sing Robert Johnson」より)


ギタ-のことは
詳しくないので、たいした説明ができません。


1.More Robert Johnson Session 1
(メンバーも豪華です。)
http://jp.youtube.com/watch?v=JCg1h2cFnuk





2.クラプトンのソロ。
http://jp.youtube.com/watch?v=ETELORdwmJA





3.Sweet Home Chicago
http://jp.youtube.com/watch?v=RBW7tQEOTIk





4.ギタ-のDUO
http://jp.youtube.com/watch?v=ADfRtUJ01oI






5.Travelling Riverside Blues
http://jp.youtube.com/watch?v=J-bK9RmbcKI




*****************************


私はクラプトンのことを
ブルースマンだと思っています。


メローな曲よりも、
こういうブルースの方が好きです。


かっこいいなぁ!!


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楽曲*美女と野獣

2008-05-30 | ミュージック



          オリジナルはポット夫人が
                   歌っています。



*楽曲/美女と野獣

ピアノのレッスンで
       「この曲がやりたい」
生徒さんからのリクエストが多い楽曲です。



ディズニー映画「美女と野獣」の挿入歌で
オリジナルはポット夫人が歌っています。
http://jp.youtube.com/watch?v=cn-0tlmdyjY




作品紹介
http://wdshe.jp/disney/product/index.jsp?cid=24#pagetop





美女と野獣のファンの方のサイトです。
http://members.jcom.home.ne.jp/westwing/




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C Jam Blues

2008-05-17 | ミュージック
 


           たくさん聴いてください!!



*C Jam Blues

教える仕事で
ジャズピアノを始めたばかりの人々には
まずはブルースから入ってもらうことが
多いです。

ブルースはシンプル。
しかれどもブルースはカッコイイ。
誰でも格好良くなれる。


のだが、


やはり聴いたことが無いと
何がどうカッコイイのか
わけわからん。


なので、
ブルースには
いろいろなスタイルがありますが、

モダンジャズ系のものを
いろいろと選んでみました。

テーマの楽曲は「C Jam Blues」
デューク エリントンがオリジナルのブルース。
12小節で1コーラスです。
テーマのメロディーは
ソソ、  ソソ、ソソ    ソード
これが3回続きます。
(こういうものも楽曲となります。)


*******************************


まずはオリジナルから
*Duke Ellington ジャムセッション(1942)
C Jam Blues
http://jp.youtube.com/watch?v=gOlpcJhNyDI






ジャズピアノの名盤中の名盤、
入門の定番中の定番といえば、
まずはこれです。

*Red Garland<Groovy>より
C Jam Blues
http://jp.youtube.com/watch?v=SfAGvW0Yr0g

Red Garland(p)
Paul Chambers(b)
Art Taylor(ds)






ではジャズボーカルを聴いてください。
管楽器のアドリヴを
歌で表現したスキャットが生まれたのは
彼女がいたからです。

*Ella Fitzgerald(vo)
C Jam Blues
http://jp.youtube.com/watch?v=osI1QoRgxiU







音楽には
やっぱり踊りです。
ビックバンドの生演奏で
ずいぶんと楽しそうに踊っています。
*Kevin&Frida C Jam Blues
http://jp.youtube.com/watch?v=mI9FpfytQY4




******************************


これらを聴いて
どう思うかは、
聴く人によって違います。

わけわからんが
何か気になるところがあれば
それでよし。

わけわからんし
すきでない。
のであれば、
誰に何を言われようとも
その時の自分の感性が
貴方にとって
正しいのです。

その判断は
食べ物の好き嫌いと
同じようなものです。


そうやって
いろいろなアルバムを
たくさん聴いてください!!

その積み重ねが
貴方のピアノスタイルとなります。



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アルバム/M.Jackson+C.basie+The Bigband vol.1

2007-07-26 | ミュージック





          リズムのアーティキュレーション




*アルバム/
Milt Jackson+Count Basie+The Bigband vol.1

プロデューサー、ノーマン グランツが企画した
Jazz vibraphoneのMilt Jacksonと
Count Basieと彼のビックバンドという
巨匠同士の夢の共演。


1.The Comeback
2.Basie
3.Corner Pocket
4.Lady In Lace
5.Blues For Joe Turner
6.Good Time Blues
7.Lil' Darlin'
8.Big Staff
9.Blue And Sentimental

Danny Turner,sax; Bobby Plater,sax; Kenny Hing,sax;
Eric Dixon,sax; Charlie Fowlkes,sax;

Wayman Reed,trumpet; Lyn Biviano,trumpet;
Pete Minger,trumpet; Sonny Cohn,trumpet;

Fred Wesley,trombone; Dennis Wilson,trombone;
Bill Hughes,trombone; Mel Wanzo,trombone;

Freddie Green,guitar; Count Basie,piano;
John Clayton,bass; Butch Miles,drums.


レコーディング
Jan.1978, Hollywood


********************************

Count Basie Bigbandの演奏です。

まず、ベイシー楽団で有名な楽曲
Corner Pocket
http://jp.youtube.com/watch?v=M4-ZBQ_UYgM




男性ボーカルのJoe Williamsは
カウント ベイシー楽団でデビューしました。
ブルースフィーリングたっぷりの歌声を
カウントベイシー楽団とともに。

ブルースナンバー
All Right OK You Win
http://jp.youtube.com/watch?v=aYVEdPy8gQY




カウントベイシー楽団は
初期の頃だと1930年代の作品があるそうで、
Joe Willamsが参加した1950年代とは
またサウンドが違うそうです。


この映像は1943年のものですが、
フレッドアステアが出てくるような
戦前のアメリカミュージカル映画のように
音楽と踊りが一緒になっています。
http://jp.youtube.com/watch?v=yCrBeGZPE9g





******************************


ジャズピアノの生徒さんにピアノを教えていて
リズムのアーティキュレーションの
細かいニュアンスというのは、
鍵盤楽器で理解してもらうには限界があり、

私はテナーサックスが好きで
以前習いに行っていたことがあり、
その時に
ウダウダタンギング、
リズムのアーティキュレーションなど
やはり息を使う楽器で
その息使いというのを体感でき、
ホントによかったと思っています。
だから、
リズムのアーティキュレーションは
管楽器、
ビックバンドのバックリフや
管楽器全員が揃って吹く所など、

ビックバンドでリズムだと
やっぱりカウントベイシー楽団だな。と。


重厚なビックバンドの音色で
ビッときめてるジャズのリズム。
いろいろなリズムパターンがありますが、
それぞれ表現のニュアンスが違います。

ドゥダぁドゥダぁ とか
ザァーっザッ!!   とか
口で少し下品ぎみにやってみると
それくらいでちょうどよいかと思います。


でも、これは
なかなかむずかしかったです。


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アルバム/ミシェルルグラン The New I Love Paris

2007-07-14 | ミュージック

            7月14日、Quatorze Juillet
                      パリ祭



*アルバム/
ミシェル ルグラン 「The New I Love Paris」

ミシェル・ルグランが50-60年代に
数多く吹き込んだ音楽による
観光地めぐりとも言うべき
イージー・リスニングのシリーズの中でも
最大のヒットとなった『I Love Paris』(54年)。
その後のレコーディング技術革新にともない、
愛好家のニーズにこたえて
ステレオで再演されたのがこのアルバム。
ルグラン一流の華麗なオーケストレーションに、
粋なエスプリと甘美なノスタルジーが薫る。
1961年作品。
(文章「Sony Music Online Japan」より)
http://www.sonymusic.co.jp/Music/International/Arch/SR/MichelLegrand/SICP-995/



今日は
フランスのQuatorze Juillet
「革命記念日」

日本では「パリ祭」といいます。
このアルバムは
まさに、
「日本で夢見るパリ」のような
アルバムです。

選曲は
パリにちなんだものばかりで
コール ポーターのI Love Paris
カウント ベイシーで有名なApril in Paris

これらのジャズのナンバーの他に

Autume Leaves
La vie en Rose
Under The Bridge of Paris
A Paris
The Song From Moulin Rouge
Under Paris Skies
など
有名なシャンソンのナンバーが
演奏されています。


では、イヴ モンタンがパリを御案内。
「A Paris」 sings  イヴ モンタン
http://jp.youtube.com/watch?v=_y3DvQpoNsE





******************************


この映像は、
このアルバムのものではありませんが、
当時の、
ミシェル ルグランがアレンジ、
オーケストラを指揮、
ピアノを演奏している
ビデオクリップです。

Michel Le Grand Claire Gagne
~Dawida~
http://jp.youtube.com/watch?v=0IxTyCCWSKk





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美空ひばり~生誕70年~

2007-07-11 | ミュージック




          美空ひばりさん、ジャズうまい。



*美空ひばり~生誕70年~


1954年 映画<七変化狸御殿>より
http://www.youtube.com/watch?v=nhmKFGpWhRc


当時のお笑い芸人は
ジャズ ミュージシャンでもありました。
この頃から、
TV番組シャボン玉ホリデー、
クレイジーキャッツなどが活躍し、
それと同じ時期に、
フィズが大人気となった
戦後のカクテルブームが来たのではないかと
私は思っています。




真赤な太陽(昭和42年)
http://www.youtube.com/watch?v=0-Zb7FIAK0U


この頃、
最新のジャズロックのリズムを取り入れた
キャノンボール アダレイの
<マーシー マーシー マーシー>が
大ヒットしました。




バナナ ボート
http://www.youtube.com/watch?v=gOvsp38yvH8


ハリー ベラフォンテのバナナ ボートです。
ジャズのスタンダードナンバーでは
ありませんが、
よかったので、載せることにしました。
ディーク エイセスは
もともとはアカペラでゴスペルを歌う
グループだと人から聞きました。




Tea for Two
http://www.youtube.com/watch?v=MVp4nz5_IuQ


これはジャズのスタンダードナンバーです。
オリジナルはswingの2Beatですが、
アレンジしてラテンのリズムで歌っています。


********************************


美空ひばりさん、ジャズうまい。
リズム感が素晴らしい。


画像は
アルバム/
LOVE! MISORA HIBARI
JAZZ&STANDARD
COMPLETE COLLECTION
1955ー1966

原信夫&シャープ&フラッツ

StarDust,
Take the A Train
Cry me a River
Love Letterなど歌っています。


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アルバム/THE STANDARD

2007-07-10 | ミュージック




        すべてのジャズのスタンダードがここに。



*アルバム/
ザ スタンダード THE STADARD

THE SUPER JAZZ TRIO

トミー フラナガン(piano)
レジー ワークマン(bass)
ジョー チェンバース(drums)


<ピアニスト>
トミー フラナガン プロフィール
(Tommy Flanagan, 1930年3月16日 - 2001年11月16日)は、
アメリカのジャズピアニスト。ミシガン州デトロイト生まれ。

ギタリストの父とピアニストの母を持つ。
5歳でクラリネット、11歳でピアノを始める。
1945年、15歳でプロデビュー。
後にデクスター・ゴードン、ミルト・ジャクソンのグループに参加。
1957年、エルビン・ジョーンズ、ウィルバー・リトルを
メンバーにしたリーダー作のアルバム『オーバーシーズ』を発表。
名盤として評価が高い。
1978年にはレジー・ワークマン、ジョー・チェンバースと
「スーパー・ジャズ・トリオ」を結成した。
広範囲に活動し、度々来日。
1998年以降は体調を崩し、
2001年11月16日午後6時(現地時間)、
ニューヨーク市マンハッタン区のマウントサイナイ病院で死亡。
死因は動脈瘤による合併症。享年71。
(文章「ウィキペディア」より)


アルバム/THE STANDRARD(LP)

Side A
1. Softly As Mornig Sunrise
2.Night In Tunisia
3.Someday My Prince Will Come


Side B
1.Autumn Leaves
2.It's All Right With Me
3.Angel Eyes
4.Straight No Chaser


Records Febrary 14,1980
at Power Station Studios,N.Y.C.


*******************************


選曲は有名なジャズのスタンダードナンバー、
黒人一流プレイヤーによるプレイはさすがで、
フォームも奇をてらうことなく、
モダンジャズ ピアノトリオの王道。

定番の定番における定番を1枚に凝縮した、
すべてのジャズのスタンダードがここに。

教則CDにもおすすめ。
ピアノもベースもドラムも
この1枚を全部コピーして、
アルバムと一緒に演奏すれば、
一流黒人ミュージシャンと共演でき、

各自がコピーしたものを
トリオで練習すれば、
アンサンブルの勉強になります。
そして、
ジャズ学校で100点がとれます。


ジャズのジャムセッションに
行こうと思ってる人にもおすすめです。
選曲はジャムセッションで
よく演奏するものばかりで、
セッションに行った時に
よくやる定番フォームばかりだからです。

ソロの内容も、もちろんですが、
ピアニストにとって大事なのは、
イントロ、エンディング。
そして以外に見落としがちですが、
イントロの「ど終わり」や、
エンディングの「ど終わり」。
これらがビッとしていないと、
なんだか冴えません。

あと、ベースソロの時に
どんなバッキングをやっているか、
それも大事です。
全部マネしてムダなところがありません。


**************************


若い時にこれを聴きましたが、
すべてにおいて定番というのは
ちっともゾクゾクしませんでした。


でも、今は、
やっぱりジャズをちゃんとやりたい、
ピアノはピアノトリオが基本だなと。
この一枚は
持っていてよかったと思うアルバムです。


****************************


トミー フラナガンは
サイドメンとしての活動が長く、
ボーカルの歌伴も上手でした。

エラ フェッツジェラルド sings ミスティー
http://www.youtube.com/watch?v=l4Pe_uFbnlI






ノリノリのトミー フラナガン トリオ
http://www.youtube.com/watch?v=F2MLurkhiDw




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アルバム*Metheny Mehldah Quartet

2007-03-19 | ミュージック





             新作はカルテット




*アルバム/Metheny Mehldah Quartet


パット・メセニーとブラッド・メルドーによる
夢のコラボレーション第2弾『カルテット』が発売!
輸入盤は3/13(火)、日本版は3/28(水)に店頭に並ぶ。
(ワーナーミュージック・ジャパン WPCR-12588/?2,680[税込])
2作目にして、早くもマスターピースとの呼び声が高く、話題沸騰!

パット・メセニー(g)
ブラッド・メルドー(p)
ラリー・グレナディア(b)
ジェフ・バラード(ds)
という、最高の“カルテット”によって完成した。
メセニーのメロウなギターとメルドーの詩的なピアノが織り成す、
鮮烈かつ繊細な、
モダン・アートと呼ぶにふさわしいサウンドに仕上がっている。
2人の偉大な才能が重なり、互いにリスペクトし合い、
見事なまでにひとつひとつの音が融合されている。

[収録曲]
1. ア・ナイト・アウェイ
2. ザ・サウンド・オブ・ウォーター
3. フィアー・アンド・トレンブリング
4. ソー・マッチ・ミュージック・イン・ジ・エアー
5. タワーズ・ザ・ライト
6. ロング・ビフォア
7. エン・ラ・ティエラ・ケ・ノ・オルヴィーダ
8. サンタ・クルーズ・スラッカー
9. シークレット・ビーチ
10.サイレント・ムーヴィー
11.マルタズ・テーマ

(文章「ハーモニージャパン」より)


来日します。
9月22日~9月29日まで
http://www.harmonyjapan.com/mm/index.html




これは、
1作目のMetheny Mehldahの時の
パットメセニーとブラッドメルドーのインタビューです。

Interview with Metheny&Mehldah1/2
http://www.youtube.com/watch?v=jyuOHNfDsKI

Interview with Metheny&Mehldah2/2
http://www.youtube.com/watch?v=DrlI2su59Dg



1作目、2作目について、
アルバムを作る動機、彼らの意気込み、制作過程などについて
ふたりが熱く語っています。



******************************


1作目のMetheny Mehldahはかなり聴き込みましたが、
DUOよりも2曲だけだったカルテットの演奏が好きでした。
今回は、どちらかというとカルテットの方に
焦点をあてたアルバムとなっています。

パットメセニーは今回はギターシンセも使い、
音楽的にもバラエティに富んでいます。
3曲目のようなテンションの高い曲での
一直線に向かっていくような
こういうメルドーのソロが大好きです。

一番好きなのは、作曲者が連名の1曲目です。
レコーディングの時は何曲目にやったかは
わかりませんが、
どちらの曲でもない、
ふたりの個性が一体化した、
1作目、2作目にわたるレコーディングの結論が
この1曲目にあるような気がします。
肩の力が抜けていい感じです。


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ベーゼンドルファースタジオ

2007-02-25 | ミュージック




          「深み、丸み、そして暖かみ」




*ベーゼンドルファースタジオ

<ベーゼンドルファー>
創業者であるイグナツ ベーゼンドルファーは
ヨーゼフ ブロッドマンの下でピアノ製造技術を15年間学び、
1828年ウィーン市よりピアノ製造業者の許可を得て独立、
ベーゼンドルファー社を設立しました。
1830年にはオーストリア皇帝から初めて
「宮廷及び会議所御用達のピアノ製造者」の称号を
授けられました。

リスト、ブラームス、ヨハン シュトラウス、ブゾーニ、、、
数多くの音楽家からの助言、
そして「至福のピアニッシモ」といわれる美しい響きを
大切に継承してきた結果、楽器としての個性を確立することが
できたのです。

(文章「ベーゼンドルファー パンフレットより)


ベーゼンドルファー
http://www.bosendorfer-jp.com/




*****************************


ベーゼンドルファー東京ショールームに行ってきました。
ここに「ベーゼンドルファースタジオ」という
リハーサルスタジオがあります。(画像)


早速、ここで弾かせてもらいました。



音は「深み、丸み、そして暖かみ」



こういういい音で音楽やらないとダメですね。






ベーゼンドルファースタジオ
(日本ベーゼンドルファー東京ショールーム内)
日本ベーゼンドルファー
中野区本町1-32-2 ハーモニータワー1階
03-5351-1591

(画像「ベーゼンドルファースタジオ」フライヤーより)


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本*ミシェル ルグラン「風のささやき」

2007-02-21 | ミュージック
 



           ミシェル ルグランの本です。




*「ミシェル ルグラン 風のささやき」
          濱田高志氏著 音楽之友社


ミシェル ルグランと親交の厚い音楽関係者の
濱田高志氏著のミシェル ルグランの本です。
いい本です。

ミシェル ルグランといえば、
「シェルブールの雨傘」
「華麗なる賭け」
「おもいでの夏」などの映画音楽で有名です。

ジャズのアルバムだと、彼のビックバンドの
「ルグラン ジャズ」が個人的におすすめです。



さて、内容は
<バイオグラフィー>
「孤独への恐怖が創作の原動力になるんだ」
自らが語る生い立ちと活動。

ルグラン スタンダード20選

エッセイ
ミュージカルへの限りない憧憬と満ち足りた幸福感

ルグランを介したゴダール=ドゥミのコラボレーション

麗しのソプラノ ヴォイス



<ディスクグラフィー>
ジャンル別ディスクによる活動の軌跡
ジャズ&オーケストラ
サウンド トラック
ヴォーカル
ライヴ盤
ミュージカル
コラボレーション
エクストラ
提供曲
MLレーベル
カヴァーアルバム
企画盤/編集盤/ゲスト参加/映像作品
編曲 伴奏の代表作

フィルモグラフィー
受賞及びノミネート履歴
来日公演記録





さて、この本の中でミシェル ルグランの印象的な言葉を、

音楽活動において、作曲と演奏、どちらが重要な位置を
占めるかというと、

作曲だよ。
演奏することは肉体的喜びであり、楽しみでもある。
しかし、作曲は私にとって精神的充足感を得るために
必要不可欠な行為なんだ。
それに、作曲は夜が良いんだよ。
気を散らすことも起きなければ、周りに友達もいないからね。
孤独への恐怖が創作の原動力になるんだ。
当たり前のことだが、私は依頼とプレッシャーがない限り
作曲することはない。
インスピレーションというものは、強いられた状況に
自らを置かない限り湧いてこないものだ。

メロディーは、空想に耽り新たなアイディアに対して
自分を開いておくと、突然ふっと浮かんでくるものだ。
それはまるで自分が生み出したものではないような気が
することがある。
最初に想い描いた自分のアイディアとも違う。
そんな時、書いているのは、自分ではなく。空気中にある
何かが自分を通して表現されたように感じるんだ。

創作とは、まるで螺旋状に次々と課題が生まれ、次はこれ、
今度はこれと新たな声が聞こえてくるようなものだと思う。
まるで水の流れのように新たな要求の声が私を未知の場所へ
導き、いつまでも終わることなく続くんだ。

私はいまだに自分がまだ何も成し遂げていないのではないかと
感じることがある。
まだ生を受けた理由を見い出すことが出来ず、自分はこの世における
使命を果たしていないとすら感じている。
だが嘆くことはない。人はライフワークが完成するまでは死なないという
ことを知っているからね。



(画像、文章「ミシェル ルグラン 風のささやき」   
            濱田高志氏著 音楽之友社より)




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タイトルのシーンはお洒落です。
LES PARAPLUIES DE CHERBOURG
http://www.youtube.com/watch?v=3JS4JMY0JWM




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アルバム*Legrand Jazz

2007-02-21 | ミュージック





          フランス語の響きがするサウンド




*アルバム
Legrand Jazz/ルグラン ジャズ
            ミシェル ルグラン


内容

パリのエスプリがジャズになった、
鬼才ミシェル・ルグランの華麗な世界。

名作「シェルブールの雨傘」などの
印象的な映画音楽の作曲者として知られる
ミシュエル・ルグラン。

同時にジャズ・ピアニストとしての
才能も見せているルグランだが、
このアルバムでは軽妙洒脱、パリのエスプリ感覚に溢れた
アレンジャーとしての力量を発揮している。

マイルス、ベン・ウェブスターをはじめ共演陣も超豪華!
スイングジャーナル選定ゴールドディスク。
1958年6月25、27、30日、1962年12月6日 NYで録音。
[パーソネル] マイルス・デイヴィス、ドナルド・バード、
アート・ファーマー、クラーク・テリー(tp)、
ベン・ウエブスター、ジョン・コルトレーン(ts)、他


収録曲
1. ザ・ジターバグ・ワルツ/ ミシェル・ルグラン
2. 雲/ ミシェル・ルグラン
3. チュニジアの夜/ ミシェル・ルグラン
4. ブルー・アンド・センチメンタル/ ミシェル・ルグラン
5. サヴォイでストンプ/ ミシェル・ルグラン
6. ジャンゴ/ ミシェル・ルグラン
7. ワイルド・マン・ブルース/ ミシェル・ルグラン
8. ロゼッタ/ ミシェル・ルグラン
9. ラウンド・ミッドナイト/ ミシェル・ルグラン
10. ドント・ゲット・アラウンド・マッチ・エニィモァ/ ミシェル・ルグラン
11. イン・ア・ミスト/ ミシェル・ルグラン
12. ミス・ジョーンズに会ったかい?/ ビリー・バイアーズ
13. これは恋ではない/ ビリー・バイアーズ
14. ザ・レディ・イズ・ア・トランプ/ ビリー・バイアーズ


(文章「Neowing」より)
 画像「Amazon com.」より)


Neowing
http://www.neowing.co.jp/detailview.html?KEY=UCCU-9242



Amazon com.
Evans/dp/B00000471T/sr=1-8/qid=1172026696/ref=sr_1_8/249-6307467-5465157?ie=UTF8&s=music




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最近、毎朝「NHKラジオ フランス語講座 入門編」を
聞いて、しかもカセットにダビングまでしているのだが、
最初から何を言っているのかさっぱりわからないまま、
響きとして聞いている。
ふがふが、ショワショワとしか聞こえないが、
慣れてきて、響きそのものは心地よく、繊細。


そんな
フランス語の響きがするサウンド。

名盤です。

ジャズのビックバンドの良さもありますが、
このアルバムでは、
アレンジの内容や
やわらかな金管楽器の響きを上手に使う
ことにより、
フランス語のような繊細さ、心地よさが
音となって表現されています。

8曲目の
ロゼッタのアレンジが素晴らしい。


そういえば、このLegrand Jazz、
ベーシストでアレンジャーの増根哲也さんと
このアルバムのことで話が盛り上がったことが
あります。

増根さんのアレンジも素晴らしいです。

「自己のオーケストラ「R.A.P.」を結成し
音を通して色彩、映像、言語を表現する
ユニークなオーケストレーションを主軸に活動し、
2000年12月にはCDをリリース。
横浜「山手ゲーテ座」をホームグランドに
パフォーマンスを展開している。
(文章「増根哲也HP」より)


増根哲也HP
http://www.h5.dion.ne.jp/~techu/cd_docs/cd_prof_mashine.html



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piano*yoshiko yano
http://www.myspace.com/yoshikoyano


まぐまぐ メールマガジン  連載中
「ワインと音楽のはなし」(ID:0000228569)
http://www.mag2.com/




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Bob Mintzer*Playing the Saxophone vol.2

2007-02-17 | ミュージック





           ボブ ミンツァーの
                  Sax教則本です。




ボブ・ミンツァーはテナー・サックスの名手。
伝統的ジャズに裏打ちされたスタイルで、
4ビート/ファンク/フュージョンまで、
何にでも対応できる男だ。

その才能は演奏面だけでなく、
総合的なアート・スキルにまで及び、
80年代のジャコ・パストリアス・ビッグ・バンドでは
音楽監督をも務めていた。

以降、
自身でもビッグ・バンドを率い、アレンジも手掛ける。
ギル・エヴァンスのようにアヴァンギャルドではないが、
パワフルで至極モダンな編曲が特徴であり、
その楽曲群は既にスタンダード化していると言ってイイ。

また近年、
人気フュージョン・バンドのイエロー・ジャケッツにも参加し、
履歴に重みを増した。

派手な動きはナイが、
着実に実力と名声を獲得し、
同業のミュージシャンから尊敬の念を一身に集める
カリスマ的存在である。


(文章「excite music」より)




Bob Minter
http://www.myspace.com/bobmintzermusic





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ボブ ミンツァーのsax教則本
「playing the Saxophone」
この中の
Chapter11 How & What To Practice


もし1時間の練習時間内だとしたら、
何をどれだけやればいいかということが
書いてあります。

(つまり、これは
東京都の今年度の予算が100万円だとしたら、
その中で教育費は10万円、介護費は15万円の
ようなたとえと同じような内容です。)


(訳は私ですが、直訳ではなく、だいたい訳です。)

<Here is a model practice session that would
               occupy one hour>
 

1.10minutes on scale and scale configurations
(such as thirds,fourths,patterns)and "trouble"spots

 10分間で、スケール練習(3度、4度、パターンなども)と、
 むずかしくて出来ない技術を練習する。



2.5minutes on long tones and dynamic exercies.
5分間で、ロングトーンとダイナミックスを練習する。
(注:サックスのような管楽器の場合は、これは基本中の基本です。
 ピアノの場合だと、楽器そのものをきれいにならす練習、
 例えば、クラシックピアノ奏法のテヌートやスタッカート、
 ピアノそのものをきれいに弾くことや
 シンプルなリズムをメトロノームに合わせて正確に弾く
 ことなどでしょう。)




3.15minutes working on an etude,transcription,or written
piece of music.
The best way to improve your reading skill is to
read,read,read!
The Bach cello suites work well on saxophone and
are fun to play.


15分間で楽譜になっている練習曲、クラシックの楽曲などを
 練習する。
 とにかく読譜力がつくようになる。
 バッハのチェロ用の楽譜はおもしろいよ。
(注:テナーサックスの場合、音域がチェロあたりなので、
   チェロの楽譜をすすめていると思います。
   ピアノの場合は、インベンションとか3声のフーガとかが
   いいと思います。)


4.10minutes learning a new tune~
 a jazz,standard or pop tune.
Play the song on piano as well.
Then practice playing melody a few times
in tempo and go on to improvising
on the harmonic stucture of the tune.
Learn a tune a day!


10分間で新しい曲(これはメロディーとコード譜のもの)を
 練習しましょう。ジャズとかポップスとか。
 ピアノも弾けるとなおいいですよ。
(注:鍵盤が弾ける、サウンドが押さえられるという意味です。)
 メロディーをいろいろな早さで弾くようにするのと、
 その曲のコード進行でアドリヴできるように、
 毎日練習しましょう。



5.10minutes playing on blues,rhythm changes,
twoーfiveーone progressions,oneーchord vamps,
substitute changes,etc.
This could include patterns,riffs and melodies.
An original tune could very well develop
out of this activity.



10分間でブルース(この場合はブルース進行)、
 循環コード、twoーfiveパターン、
 一発もの、代理コードのものを練習しましょう。
 これらのパターンやリフもの、メロディーなどを
 上達させましょう。
 また、オリジナルの楽曲を書くのも、さらに
 いいことです。



6.5ー10 minutes freely improvising.
Play anything that comes to mind.
Try to improvise a song, or play
and expand upon a rhythmic or
melodic motif.
Have some fun!
By ending my practice session with
this activity,I am able to stay focused
on why I chose to play music
in the first place.


5~10分間でフリーなスタイルでアドリヴを
 やってみる。自分自身の音を見つめてみる。
 楽曲を書いたり、リズムやメロディーの
 モチーフを作ってみたりする。
 それらは楽しいですよ!
セッションなどは積極的に参加して、
 その時はやり慣れた曲でも、
 はじめて演奏するような気持ちで演奏するようにね。
 
  


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