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ピアニスト 矢野嘉子 yoshiko yano のBlog

本*ミシェル ルグラン「風のささやき」

2007-02-21 | ミュージック
 



           ミシェル ルグランの本です。




*「ミシェル ルグラン 風のささやき」
          濱田高志氏著 音楽之友社


ミシェル ルグランと親交の厚い音楽関係者の
濱田高志氏著のミシェル ルグランの本です。
いい本です。

ミシェル ルグランといえば、
「シェルブールの雨傘」
「華麗なる賭け」
「おもいでの夏」などの映画音楽で有名です。

ジャズのアルバムだと、彼のビックバンドの
「ルグラン ジャズ」が個人的におすすめです。



さて、内容は
<バイオグラフィー>
「孤独への恐怖が創作の原動力になるんだ」
自らが語る生い立ちと活動。

ルグラン スタンダード20選

エッセイ
ミュージカルへの限りない憧憬と満ち足りた幸福感

ルグランを介したゴダール=ドゥミのコラボレーション

麗しのソプラノ ヴォイス



<ディスクグラフィー>
ジャンル別ディスクによる活動の軌跡
ジャズ&オーケストラ
サウンド トラック
ヴォーカル
ライヴ盤
ミュージカル
コラボレーション
エクストラ
提供曲
MLレーベル
カヴァーアルバム
企画盤/編集盤/ゲスト参加/映像作品
編曲 伴奏の代表作

フィルモグラフィー
受賞及びノミネート履歴
来日公演記録





さて、この本の中でミシェル ルグランの印象的な言葉を、

音楽活動において、作曲と演奏、どちらが重要な位置を
占めるかというと、

作曲だよ。
演奏することは肉体的喜びであり、楽しみでもある。
しかし、作曲は私にとって精神的充足感を得るために
必要不可欠な行為なんだ。
それに、作曲は夜が良いんだよ。
気を散らすことも起きなければ、周りに友達もいないからね。
孤独への恐怖が創作の原動力になるんだ。
当たり前のことだが、私は依頼とプレッシャーがない限り
作曲することはない。
インスピレーションというものは、強いられた状況に
自らを置かない限り湧いてこないものだ。

メロディーは、空想に耽り新たなアイディアに対して
自分を開いておくと、突然ふっと浮かんでくるものだ。
それはまるで自分が生み出したものではないような気が
することがある。
最初に想い描いた自分のアイディアとも違う。
そんな時、書いているのは、自分ではなく。空気中にある
何かが自分を通して表現されたように感じるんだ。

創作とは、まるで螺旋状に次々と課題が生まれ、次はこれ、
今度はこれと新たな声が聞こえてくるようなものだと思う。
まるで水の流れのように新たな要求の声が私を未知の場所へ
導き、いつまでも終わることなく続くんだ。

私はいまだに自分がまだ何も成し遂げていないのではないかと
感じることがある。
まだ生を受けた理由を見い出すことが出来ず、自分はこの世における
使命を果たしていないとすら感じている。
だが嘆くことはない。人はライフワークが完成するまでは死なないという
ことを知っているからね。



(画像、文章「ミシェル ルグラン 風のささやき」   
            濱田高志氏著 音楽之友社より)




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タイトルのシーンはお洒落です。
LES PARAPLUIES DE CHERBOURG
http://www.youtube.com/watch?v=3JS4JMY0JWM




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