お母さんと読む英語の絵本

読み聞かせにぴったりな英語絵本から、米国の子どもたちの世界をご紹介
子どもをバイリンガルに…とお考えのお母さんに

おとなになってもABC:絵本で学ぶ英語の常識(001)

2013-08-24 | with バイリンガル育児


 アメリカの子どもなら誰でもきっと一冊は持っている「ABCの絵本」。数えきれないほど出版されていますので、「平凡だけど単語がわかりやすい」とか、「作家が好き」とか、「ぬり絵もできちゃう」とか、「キャラクターがユニーク!」とか、「動物の子どもばっかり集めた写真集」とか、「ついでに数字や色も教えちゃおう」とか、「ABCの本とは思えない!」とか、いろいろな選び方ができます。

 "My Big Alphabet Book" (わたしの大きなアルファベットの本)はしっかりした厚紙でできた”カードボード”絵本(cardboard books)です。まだ字の読めない小さい子が、なめたり、かじったり、投げたりしても大丈夫!

 内容も小さい子向き。輪郭のくっきりしたリンゴの絵に、アルファベットのAとa、Appleという単語がはっきりと読みやすく書かれています。AはApple、BはBoy、CはCarで、幼い子がよく知っていることばが選ばれています。敢えてちょっとむずかしいかなと思われる単語を探しても、せいぜいXのXylophone(楽器のシロフォンです)やX-Ray(レントゲンのこと)くらい。小さい子向きの配慮がよく行き届いた絵本です。

My Big Alphabet Book (Big Tab Board Books)
Dk Pub


 さて、ところで、今日の話題は「ABCの絵本」をおとなが活用する方法。

 日常生活で「ABCの絵本」的常識が一番役に立つのは、単語を口頭で綴るときです。たとえば電話などの会話で、名前や地名のスペルを聞かれたとき。日本語で言えば、たとえば「ナニヌネノの『ナ』です」などど説明するような場面です。

 こういう場合、英語では"A as Apple"あるいは"A for Apple" (AppleのAです) と言いますが、こういうときには、誰でも知っている,わかりやすい単語が一番。そう!まさに「はじめてのABC」に登場する"絵本レベルの単語"こそが最適なのです。

 アルファベットの中には、とりわけ(私たち日本人に)聞き分けにくく、言い分けにくい文字があります。たとえばBとV、NとM、RとLなどですが、ちなみに「BはBoy」で「VはViolin」、「NはNose」で「MはMouse」、「RはRainbow」で「LはLion」あたりの単語が一般的でわかりやすいようです。

 また日本語でも「東京都の『と』です」などと誰もが知っている地名を使って説明しますが、アメリカでも "N as New York" ."T for Texas" などはよく使われます。よくある人名を使うこともあります。たとえばNとMでいえば、"N as Nancy"、"M as Mary" です。

 
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