「さぁ、召し上がれ」と緑色のハムとタマゴがでてきたら? Sam-I-am は「美味しいよ!」と繰り返し薦めてくれるのだけれど・・・
今日の絵本は "Green Eggs And Ham" です。熱狂的なファンの多いドクター・スースの絵本の中でも、とりわけ熱狂的なファンの多い絵本です。子ども時代からずっと大好きで、おとなになっても全篇いまだに暗唱できるというひとがけっこういます。
Green Eggs and Ham (Beginner Books(R)) | |
Random House Books for Young Readers |
ドクター・スースならではのユニークで明るいキャラクターに、音読が愉しいシンプルでお洒落なライム(押韻)。読むのも、聞くのも愉しい絵本です。
”食わず嫌い” してない? "きっと好きだよ!”
ねぇ、未知のことに挑戦するのをこわがらないで!
声に出して読んでいると、だんだん勇気がわいてきます。
ファースト・レディのミシェルさんも、しばしば読み聞かせにこの絵本を選んでいます。
2002年度のアカデミー賞を受賞した映画 "i am sam" は、発達障害のある主人公サムの男手ひとつでの娘育ての物語。重松清さんの「とんび」と同じくらい、あるいはそれ以上にアメリカ人の感涙をしぼった映画ですが、この映画のタイトルを聞いた瞬間、アメリカ人ならたぶん誰もが "Green Eggs And Ham" と、そのヒーローの Sam-I-Am を思い出したはず。映画の中でも、サムが娘に読み聞かせることのできる、たった1冊の絵本が "Green Eggs And Ham" だったという趣向でした。
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