初めに日本語の絵本を読んで、それから英語で読んだ、という絵本が何冊かあります。いずれも、赤ちゃんだった頃の娘の愛読書で、なつかしい絵本ばかりです。
「まりーちゃんとひつじ」はそんな1冊です。
まりーちゃんとひつじ | |
岩波書店 |
日本の児童書のクラシック「岩波子どもの本」シリーズの1冊です。やさしい色合いで、マリーちゃんがネッカチーフをかぶっているところなど、表紙からしていかにも昔なつかしい雰囲気いっぱいの絵本。まりーちゃんが仲良しの羊のパタポンとお話ししながら、空想しています。パタポンに赤ちゃんが生まれたら・・・と。
子羊が1匹だったら、2匹だったら・・・まりーちゃんの空想はどんどん広がって、ついには7匹まで。かなり長いお話なので、赤ちゃんだった娘にわかったのかしら・・・?と、今になって、あらためて思っているのですが、私が好きだったからでしょうか何度も読みきかせ、また娘も挿絵に見入って聞いていました。
この絵本が、英語では "Jeanne-Marie Counts Her Sheep" という本だとわかったのは、実は、アメリカに引っ越してからかなり経ってからのことです。アメリカ人のママ友に聞いても、あまりにクラシックだった故か誰も知らず、一般書を売っている大きな本屋さんでも見つからず、ある日おじいさんとおばあさんが経営している街の小さな児童書専門店に日本語の本を携えて行き、「マリーとパタポンの本を探しているんだけど・・・」と聞きましたら、「あぁ羊のパタポンね」とおばあさんがニッコリ。お店の奥からちょっと色あせた本を探し出してくれました。
英語版は表紙が違うんですね。
Jeanne-Marie Counts Her Sheep | |
Omnibus Pub |
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