お母さんと読む英語の絵本

読み聞かせにぴったりな英語絵本から、米国の子どもたちの世界をご紹介
子どもをバイリンガルに…とお考えのお母さんに

パパもボクも スターウォーズ!

2011-02-24 | about 英語の絵本

LEGO Star Wars:The Visual Dictionary

スターウォーズはジョ―ジ・ルーカス監督・制作のSF映画シリーズです。http://www.starwars.com/

単なる映画というよりは、むしろ社会現象。1970年代から今日まで延々と続くシリーズに、熱狂的なファンたちが国境を越えて巨大なファンクラブ、どころか巨大なコミュニティを形成していて、想像を絶するほどの幅広い世代から支持されています。シリーズ映画の周辺にはスピンオフシリーズの映画まで製作されていますし、本、ゲーム、カードをはじめハロウィンのコスチュームに至るまで、スターウォーズ関連グッズは子どもから大人までを巻き込んだ巨大な市場を形成していて、特に登場人物のフィギュアは熱狂的なコレクションの対象です。

毎年スポンサー各社がコマーシャルを競う『スーパーボール』で、今年、断トツ一番人気だったのは、男の子がスターウォーズのダ―スべーダ―のコスチュームを来て登場するフォルクスワーゲンのコマーシャルでした。YouTubeにアップされても大人気で、3千万回以上再生されています。 http://www.youtube.com/watch?v=R55e-uHQna0

さて、今日ご紹介する絵本は「LEGO Star Wars」です。おなじみのレゴで、おなじみのスターウォーズの登場人物を『創ってみました!』の図鑑あるいは写真集です。写真ですが、絵本と考えても支障ないだろうと思い、ご紹介することにしました。

1999年から2009年までの10年間に、LEGOからリリースされたモデルをほとんど網羅したかの観のある写真集です。それぞれに、子どもでも十分に読める短い解説がついています。初期のころの素朴なモデルから、だんだん精巧になってくる変遷がよくわかりますので、コレクター向き。子どもをダシに2冊買ったという知り合いは、1冊は夜ごと息子と眺めつつ、1冊は自分用にひそかにコレクションしたと語り、「『子ども向き』だから安いしね~♪」と言っていたのですが……でも、そこはLEGO。ビジネスモデルはしっかりしています。夜毎いっしょに眺めているうちに、「ねぇ、これが作れるレゴを買って!」となり、結局はあれこれたくさんのセットを買うはめになったそうです。でも結構嬉しそうに話してくれたので、案外、お父さん自身も買いたかったのかも……。

たまには、こういう、「お父さん登場!」的なお楽しみブックも愉しいと思います。

そうそう、最後にひとこと。実はこれ、ちょっとトリッキーな本です。分厚い外観にもかかわらず、真ん中をくりぬいて、そこにフィギュアの箱が入れてあるので、見かけよりもずっとページ数が少ないのです。『おまけ』についてくるのは……見てのお楽しみ!

ひとつずつ写真を眺めながら、いっしょにに観た映画の話をし、時々は他のコレクションも取りだして眺め、子どもが大きくなってきたら、一緒にLEGOを買ってきて実際に作ってみる……。案外いろいろに、何度も、そして長いこと楽しめる絵本です。子どもさんがファンだったら、長いバケーションのおともに、あるいは、下に弟や妹が生まれる時のお父さんとのお留守番のおともに、さまざまな場面でお薦めの一冊です。




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