お母さんと読む英語の絵本

読み聞かせにぴったりな英語絵本から、米国の子どもたちの世界をご紹介
子どもをバイリンガルに…とお考えのお母さんに

シャイと言われたら・・・

2013-11-09 | about 英語の絵本


 日本では「おとなしい」は、どちらかというと、”褒め言葉”です。また、小さな子どもが「引っ込み思案」や「はにかみや」なのは、よくあることで、たいていは ”微笑ましい” と受け止められることが多いのではないでしょうか。 

 だからだと思いますが、日本人の私たちには、"shy"(シャイ:(性格的に、または社会性が十分でないために)恥ずかしがり、引っ込み思案である等の意味)という単語はあまりネガティブに聞こえません。

 でも、アメリカでは "shy" は、必ずしも褒め言葉ではありません。どちらかというと、ひととのコミュニケーションや社交の場面で、必要十分なだけの自己主張や意思表示ができない、というようなニュアンスがあります。友だちと強調できるだけの社会性は十分にあるけれど、口数(だけ)が少ない、というようなときは、わざわざ "quiet but not shy" などと言うこともあるくらい。

 だから、もしも幼稚園や学校の先生に「おたくのお子さんは "Shy" ですね」と言われたら、それは「もうすこし社交性がほしいですね」とか、「(親として)子どもさんの社会性を伸ばす努力をしてください」という意味かもしれない、と考えてみる必要があります。

 もちろんアメリカの子どもにも "shy" な子は、すくなからずいます。そして、いかにもアメリカらしいのは「 "shy" な子を支援するための絵本一覧」がインタネット上にリストされていたりするところです。

 そんな子どもが主人公のお話が "The invisible Boy(見えない男の子)" です。上のリストにも紹介されています。

The Invisible Boy
Knopf Books for Young Readers


 おとなしくて全然目立たなかった男の子が、友だちとの関わりをきっかけに、少しずつ変わっていくようすが丁寧に描かれています。はじめモノクロのイラストが、ストーリーがすすむにつれ、だんだん色がついてカラフルになってくるのも印象的。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ティーンのためのハローワーク | トップ | 韓日リレーで人命救助 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

about 英語の絵本」カテゴリの最新記事