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写真は昨年12月にコネチカット州の小学校でおきた銃の乱射事件で犠牲になった子どもたちです。残念ながら、銃社会のアメリカでは、こういう事件がなくなりません。日本でも、神戸で小学生が凶刃の犠牲になった事件がありましたね。凶器へのアクセスがなくならない以上、こうした事件がおきる可能性もなくならないのが現実です。
新学期を前に、ジョージア州の小学校があらたにパニック・ボタン(非常通報装置)を設置したという逸話がウォールストリートジャーナル紙に報道されました。先週もアトランタ市で学校にライフルを持った犯人がたてこもるという事件がおこったばかりのジョージア州。Julia King校長先生は「父兄の方々からは、安心度が増したと感謝されています」と語っています。
すでに全米で400校以上が導入・設置しているというパニック・ボタンは、デスクの下に設置することもでき、また教職員がペンダントのように首にかけることもできます。非常時にボタンを押すと、音を立てないまま(非常ベルはなりません。したがい犯人には気づかれないまま)地元の警察および警備会社に通報することができ、警察は即座に非常出動することになっています。パニック・ボタンの適用は、言うまでもなく最高度の非常事態、たとえば銃の乱射、人質事件などだけです。
学校にパニック・ボタンなんていうものがあったんだって、と、いつか、遠い昔の笑い話になってほしい。
絶対におこってほしくない非常事態。でも、経験してしまったら・・・子どもたちは、そして先生方も、トラウマを乗り越えて、なお生きてゆかなければなりません。アメリカでは,事件や事故,あるいは自然災害などのあとには、徹底してカウンセリングが行われますが、小さな子どもたちを支援するためには、絵本も出ています。
大好きなひとともう会えなくなった・・・ そんなとき "The Invisible String" は、子どもたちに静かに語りかけてくれます。お母さん自身も悲しくて子どもに向かい合えないとき、この絵本が助けてくれるでしょう。
![]() | The Invisible String |
Devorss & Co. |
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