写真は、自動車会社アウディの今年のテレビ・コマーシャルのひとコマです。
サマー・キャンプの最終日、両親が迎えに来るのを待っている男の子と女の子。近づいてくる車を見て「あれ、僕のだ」と男の子が言うと、女の子が「これ・・・」と小さなプレゼントを差し出します。すると「僕からは、これ」と男の子。思いがけなくて、胸がいっぱいで言葉がでない女の子に、男の子は「じゃあ、また来年!」と言って去って行く。
楽しかった夏もおしまい・・・ちょっと”胸きゅん”のお別れ。
我が家のお隣に住んでいたジャックとリンダは音楽家のタマゴが集まるサマー・キャンプで知り合い、初恋を実らせて結婚した仲の良いカップルでした。
アメリカでは、小学校も高学年になると、夏は毎年同じキャンプに1-2ヶ月滞在するという子どもがめずらしくありません。娘の同級生にも、おばあちゃんも、お母さんも、自分も、毎年夏はミシガン湖のほとりのキャンプで過ごしたという子がいました。そういう子の初恋はたいていサマー・キャンプ。カリフォルニアに住む彼女の初恋のお相手も、東海岸のボストンに住む男の子でした。ほぼ3000マイル離れた西海岸と東海岸。子どもにはなかなか超えられない距離です。彼女も、夏の終わりには、きっと胸がいっぱいだったことでしょう。
リンダとジャックならずとも、ちょっと甘酸っぱいサマー・キャンプの思い出を胸に秘めたおとなが、アメリカにはたくさんいそう。そんな大人たちに、アウディの小粋なアプローチです。
今日のおすすめ絵本は "Cowgboy Camp" です 。"カウボーイ" にあこがれるAveryは勇んでキャンプに行ったのですが・・・。
Cowboy Camp | |
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