お母さんと読む英語の絵本

読み聞かせにぴったりな英語絵本から、米国の子どもたちの世界をご紹介
子どもをバイリンガルに…とお考えのお母さんに

すきま時間のちょこっと遊び:スナック・トーイ

2013-08-15 | Kids Life

 洋の東西を問わず、現代っ子は忙しいというのが先進国の常識になりました。放課後は,ウィークデイでもスポーツの練習やお稽古ごとの予定がぎっしり、家に帰れば宿題もあり、楽器の練習もある。そして週末はスポーツの試合や音楽のコンクールが・・・。

 ともなって親も忙しいです。子どもの送り迎えは親の仕事。送って行き、迎えに行き、また別のところに送り届け、また迎えに行っては連れ帰る。実にめまぐるしく、あわただしい。子どもが2人以上になると、スケジュールの密度も2倍になり、3倍になって、時には両親が手分けしても足りないこともあるくらい。

 忙しい親子の悩みは,余暇時間がなく、あっても15分、30分と細切れになってしまうことです。そのうえ、ようやくできた時間は車の中だったり出先だったり。自分の家でゆっくりできることは、むしろ稀です。上のきょうだいの予定につきあわされる年下の子どもは、サッカー・フィールドの隅で待たされたり、駐車場の車の中で待っていたり、もっと細切れ。

 実は、この、わずかな「 "すき間" の時間」だけが、現代っ子にのこされた「"遊び" 時間」だという皮肉な説もあります。「ちょっとだけでも遊びたい!」と言う子どもに、この時ばかりは親もさすがに「勉強しなさい」とは言わず、「せめて"すき間" の時間くらいは遊ばせてやりたい」と同意するからだそうです。

 ニーズに応えて、この"すき間" 時間のための新型おもちゃが続々と開発されています。条件は(1)すぐ始められて、すぐ片付けられる,(2)短い時間で遊び終われる、(3)1人でも複数でも、弾力的に遊べる、(4)コンパクトで子どもでも持ち運びできれば、なおいい。

 登場した新型おもちゃは、2分30秒あれば2人で1回は遊べるという新型スクラブル(Scrabble Flash)や、

SCRABBLE FLASH
HASBRO


30分あれば遊び終わる新型モノポリー(Monopoly Empire)、

Monopoly Empire モノポリー帝国ボードゲーム 並行輸入品
モノポリー


従来のルービックキューブよりも圧倒的に速く決着がつく ルービクス(Rubik's)などなど。

RUBIK’S ミラーブロックス
メガハウス


 今日のトップ・イラストの新聞掲載の写真の中で女の子が遊んでいるのは「プリンセスごっこ」の遊び道具一式がつまったバックパック(Neat-O Internationa社)。さっと出して広げて遊び、しまう時にはさっとしまえるのが特徴。ファスナーをしめればバックパックになり、背負ってどこにでも持って行けます。

 ほんの短い時間にちょこっと遊べる新型おもちゃは「スナック・トーイ(Snack Toy)」と呼ばれています。従来の(時間をかけて)じっくり遊ぶおもちゃが「ご馳走」だとすれば、こちらは手軽につまみ食いできる「軽食」というわけです。

 これらの新型おもちゃの競争相手は、言わずもがなiPadです。ゲームから学習教材まであふれんばかりの選択肢が入っていて、いつでもどこでもすぐに使えて、しかも散らかることもない "iPad" は、最近のお母さんの間で "iNanny"( Nanny=住み込みのベビーシッターさん)と呼ばれているそうです。

 

 

 

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