<冒頭シーン>のお披露目
始まりは、ドリル魂に通ずるような、黙々と労働する人々の姿。
それが、柳瀬さん(ミュージカル・スター ハナセ タイスケ?役)の歌が入るともう、本格ミュージカルの世界。
女性キャストのお着替えシーンまであったりして。いやーんどこ見ていいかわからな~い
そして、五十嵐可絵さん(シンガー 久保園チエ役)の歌声。
はい、ここまでで5分弱。
もう、すっかり引き込まれています。そして、これまでとナニカがチガウ!扉座を感じる!!
これは、マズイ。もうヤラレテるよ私!そう思いました。
田舎モノのトヨシゲおじさん役の鈴木利典さん、ミュージカルを始めて観て演劇に目覚める(?)少女時代のチエ役の高橋麻理さん。
再び柳瀬さんの歌。なだれ込んで踊る女性達。
トシさんにちょっかいを出す里沙さん。いじられるトシさん、見逃してはいけないポイントですよ~!
こんな思い切った表情もしちゃう里沙さん、ダイスキだ~!
こうして、会見場にギュウギュウに集まった扉座ファン達は、あっという間に本格ミュージカルの世界に連れて行かれました!!
<横内さんのご挨拶>
五十嵐可絵さんの紹介。
劇団四季を退団後、ミュージカルの王道、お姫様コースで売り出すという事務所の方向性があった。ヒロインとして招かれた「わらび座 ミュージカル アトム」新宿公演。ここで可絵さんは、「わらび座でやった事のほうが面白い!」と、ヒロインのお姫様コースを投げ捨てて、新宿公演だけでなく、わらび座と共にバスに乗り、半分わらび座のヒトのようになり、全国を回ってしまった。なかなかガッツの持ち主。
その後、愛媛の坊ちゃん劇場で、「幕末ガール」(作・作詞・演出:横内さん)のヒロインを務める。この時の楽曲を作曲されたのが深沢桂子さん。初め、桂子さんは「ミュージカルど真ん中の女優なんて大っ嫌いなんだよね。気取っててさ!私と合わないと思う!」と言っていたが、稽古10日位で「横内さん!こんな人材、埋もれさせてちゃダメよっ!」ってコロッと変わった。そして、またどこかでやりたいね、という話になった。
柳瀬大輔さんの紹介。
弟(柳瀬亮輔さん)が以前、扉座にいたので、「お兄ちゃん」と呼んでいる。(音楽劇「オリビアを聴きながら」では、兄弟で出演)
こちらも、劇団四季で活躍していた、ザ・ミュージカル、ミュージカルど真ん中のヒトだが、ちょっと変わっていてw 黙ってレ・ミゼラブルとか、ミスサイゴンとかやってりゃいいのに、「そういうのはもう、いいんですよね」と言って、今までやってこなかった事をやりたいと、「オリビアを聴きながら」に出てくれた。あの時は尾崎亜美さんの楽曲を使ったミュージカルだったが、やっぱり僕らの願いはオリジナルのミュージカルを創ること。その時には、是非参加してもらおうと思っていて、今回実現した。
深沢桂子さんの紹介。
愛媛の坊ちゃん劇場と秋田の角館(わらび座の本拠地)でやった「幕末ガール」と、坊ちゃん劇場で今、上演中の「げんない」(作・作詞・演出:横内さん)の作曲を担当。今回のバイトショウの曲も深沢さんと2人で作った。
斬り合うような仲なのに、すごく仲良くなった友達の事を、「莫逆(ばくぎゃく)の友」と言うが、私はもう彼女を莫逆の友だと思っている。時々、深沢さんが2人で作った曲を、「私達の子供なので大切に育ててください」と役者に言うんですけど、「莫逆の友なのに・・・」と思ってしまう。
今回のステージでは、ミュージカルを作ろうと思って文化庁などに申請したが、全部落ちてしまった。それで、お金がないんですけど・・どうしよう。と思ったら、「私が毎日出て、弾きゃあいいんじゃないの?」と。今回、全ステージをこうやって弾いていただく事になった。皆で後で すごく励ましてあげて下さい!「あなたは、演劇界、ミュージカル界の鏡だ!」と、是非紹介していただきたい。本当に素晴しい曲を作っていただき、何より素晴しいのが、20曲あるのだが、どれも似てない。全部違うパターンで本当に心に響くメロディー。
深沢さんといい、可絵さんといい、なんて男前なエピソード!発言!ステキすぎる!!
おっとこまえの女性大好き 惚れ惚れします。
つづく・・・