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犬猫ネタがないので、主に見た映画と食べたものを記録するだけのブログ

神保町シアター

2024-05-06 13:02:00 | 日記
映画二本鑑賞。



母のおもかげ(1959) 清水宏
「戦前戦後東京活写」特集の一本。
清水宏は子供を使うのが上手いそうだが、監督としては横暴だったとか。
小津安二郎の親友である。
笠智衆は、清水宏監督はもっと評価されるべきと著者に書いていた。

内容は、継母をなかなか「お母ちゃん」と呼べない子供の話。
鳩を逃がしちゃった継母の連れ子を、ボコボコに殴ったり噛みついたりするシーンは強烈だったが、なんか気持ちわかるわ~。
この時代、子供の気持ちなんか少しも考慮されず、全部大人の都合と勝手な思い込みだったね。
私が子供の頃でも、まだそういう部分はあった。
そういうのを我慢し続けて、ついに爆発しちゃったんだろうね。

淑女と髯(1931) 小津安二郎
坂本頼光さんの活弁、神崎えりさんのピアノ伴奏付。
配信でサイレントでは見たことがある。
完全にコメディであり、小津映画によくある、笑えるけどしんみりするところはあまりない。

頼光さんの説明がめちゃ面白かった。
途中とてーも気持ちよさそうに鼾かいて寝てる人が
(この鼾いつまで続くんかい)と内心ちょっとイラッとしていた。
それが就職面接のシーンだったのだが、そこで頼光さん、
「面接を前にして、鼾をかく人など1人もおりません!」と言ったもんだから場内大爆笑。
さすがに鼾の人も目覚めたようで、以後は鼾も聞こえてこなかった。
頼光さんホント素晴らしい

このところ毎年の行事となった、連休の神保町シアターの活弁。
次回が楽しみだ。
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2 コメント

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Unknown (たけ)
2024-05-07 17:57:13
良い連休を過ごされたんですね。活弁士の゙いるシアターいいですね。鼾かいてたしとも、チケット取って楽しみに来た人なんでしょうに。一言で場合に笑いを起こせるって、臨場感あってその場にいる雰囲気が伝わって来てワクワクしました。
私なんてダラダラ過ごしてたから、だるい一日でした。
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たけさま (うにまいす)
2024-05-08 21:04:02
遠出はしなかったけど、近場で楽しく過ごしました。
神保町シアターは毎年、年始とゴールデンウィークに活弁付き上映をしていて、最近の私の楽しみになっています。

今週は休みボケでグッタリです〜😭
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